SpicyCompanyが宇宙・防衛業界に進出
株式会社SpicyCompany(東京・渋谷区)は、イスラエル現地法人を通じて1,500万米ドル(約24億円)規模の宇宙・防衛テック専用ファンドを立ち上げました。このファンドは、イスラエルや欧州連合(EU)のスタートアップ5社に初回出資を完了させ、これからの技術の発展を支えます。
出資背景
グローバルな安全保障環境が変化する中で、日本国内においても先端的な防衛や宇宙関連技術の導入が求められています。SpicyCompanyは、イスラエルや欧州に点在する革新的なスタートアップに戦略的な投資を行うことで、日本との技術連携を促進し、安全保障やインフラ分野での国際協力を強化していく方針です。
投資分野の概要
今回のファンドでは、以下の主要な技術に焦点を当てたスタートアップへの投資が行われます。
- - AI誘導型FPVドローン技術: 自律飛行や編隊制御、リアルタイム処理機能を備えた戦術型ドローン。
- - ピコサテライトプラットフォーム: 数キロ級の次世代衛星で、地球観測や通信に特化しています。
- - 高出力レーザー迎撃システム: UAVやロケット弾に対応した地上配備型のエネルギー兵器。
- - 量子耐性通信システム: 政府や軍向けの暗号通信インフラを構築します。
- - 自己発電型スマートセンサー: 電源不要で連続的に環境を監視できるIoTセンサー。
ファンドの詳細
この新しいファンド「SC Defense & Frontier Technology Fund」は、以下のような特徴を持っています。
- - 運用法人: 株式会社SpicyCompanyの100%子会社であるSpicyCompany Israel Ltd.
- - 総額: 1,500万米ドル(約24億円)
- - 投資期間: 2025年から2030年まで
- - 投資地域: イスラエル及びEU加盟国
- - 出資者構成: SpicyCompanyと提携する戦略的機関投資家(非公開)
今後の展開
SpicyCompanyは、日本企業との共同開発や技術移転の枠組みを構築し、日本政府や大学とともに共同実証を進めることで、技術の国内展開を図ります。さらにASEAN、中東、東欧諸国への技術輸出やライセンス戦略を推進する方針です。
代表取締役 小宮久のコメント
小宮久代表は、「SpicyCompanyは、国際技術投資を通じて平和と安全保障、経済的な価値を同時に実現することを目指しており、イスラエルやEUの技術革新を日本の未来につなげていきます」と述べています。
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