岡山大学が「TEDx Okayama University Student Speaker Competition」を開催し、未来のリーダー紹介

国立大学法人岡山大学（岡山市北区、学長：那須保友）は、2024年11月24日に「TEDx Okayama University Student Speaker Competition」を津島キャンパスの岡山大学創立五十周年記念館金光ホールで開催しました。このイベントは、2025年4月20日に予定されている TEDx Okayama University に登壇する2名の学生代表を選出することを目的としています。

本イベントは、岡山大学のグローバル・ディスカバリー・プログラムの学生有志で構成された TEDx Okayama University 実行委員会が主催しました。開会のあいさつでは、那須学長がアーティストのAIさんの曲を引用し、「自分が主人公となり、行動を起こすことで、自分の選んだ道を正解にできるよう努めてほしい」と参加者に向けて励ましの言葉をかけました。このように、学長からのメッセージはイベントのスタートを力強いものにしました。

続いて、岡山大学とノートルダム清心女子大学から参加した10名の学生が登壇し、本家TED Talksの形式でそれぞれのユニークなアイデアを発表しました。厳正な審査の結果、代表スピーカーとして選ばれたのは、渡邊友萌さん（岡山大学大学院教育学研究科修士課程2年）や馬越美佳さん（ノートルダム清心女子大学文学部3年）のプレゼンテーションであり、それぞれ「学生への機会提供と直島の活性化を掛け合わせたプロジェクト」や「防災のための地域コミュニティづくりにおける公民館の可能性」といったテーマが高く評価されました。このように、学生たちが多様な視点から問題を探求し、解決策を提案した様子が印象的でした。

また、観客投票による観客賞も発表され、宮本あゆはさん（岡山大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程1年）による「弱さを見せられる人こそが、社会をつくる」というプレゼンが選ばれました。審査員たちも「どのプレゼンも素晴らしく、選ぶのが難しかった」と高く評価し、本イベントは非常に盛況に進行しました。

選ばれた2名の学生は来年4月に行われる TEDx Okayama University で岡山の若者を刺激するプレゼンを行う予定です。イベントはこのように学生が自らのアイデアを実現する場となることで、未来のリーダーたちが考え、発信する重要性を体感できる場であったと言えるでしょう。また、岡山大学はこれを機に地域の教育・活性化にも寄与することが期待されます。

最後に、今回の大会は岡山大学の挑戦と成長の一環です。地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし、持続可能な地域社会の実現を目指しています。2025年の TEDx Okayama University に向けて、今後ますます注目を集める岡山大学から目が離せません。