Infinidatが2025年CRN Tech Innovators Awardを受賞
2025年8月6日、マサチューセッツ州ウォルサムに本社を置くインフィニダットが、ITチャネルに特化したメディアであるCRNの「Tech Innovators Award」を受賞したことが発表されました。この賞は、情報技術の分野における卓越した製品やテクノロジーを評価するもので、Infinidatはその革新的なエンタープライズストレージソリューション『InfiniBox™ SSA G4』において、「Storage–Enterprise」部門で受賞しました。
さらに、Infinidatの新しいソフトウェア『InfuzeOS™ Cloud Edition』も、「Storage–Cloud」部門でファイナリストに選ばれるなど、その技術の先進性が広く認識されています。また、Infinidatは、『CRN Best of the Channel Awards 2025』においても文化的な評価を獲得しており、特にCMOであるエリック・ハーゾグ氏が「Best Channel Visionary of the Year – Vendor/Distributor」部門に名を連ねています。
InfiniBox SSA G4の革新性
InfinidatのCMO、エリック・ハーゾグ氏は、次のようにコメントしています。「私たちのInfiniBox SSA G4がこのように評価されたことは大きな誇りです。このソリューションは、最も革新的なハイエンドエンタープライズ向けオールフラッシュストレージソリューションと認識されています。私たちは、次世代のInfiniBox G4ファミリーを通じて、エンタープライズストレージ分野に革命的な変化をもたらすことができました。」
InfiniBox SSA G4は、前世代のSSAと比較して最大2.5倍のパフォーマンスを持ち、レイテンシは驚異の35マイクロ秒まで縮小されます。これにより、システムは多様なワークロードに対して高い応答性を提供できるため、大規模なデータセンターの運用において非常に価値があります。
今後のイノベーションに注目が集まる中、Infinidatの新しいコントローラーノードには、AMD EPYC CPUが搭載され、コア数が31%増加したことで、ストレージソリューションの効率とパフォーマンスがさらに向上しています。この技術的進歩は、企業が求めるデータ処理能力を大幅に強化するためのものです。
多様なストレージ選択肢
InfiniBox SSA G4オールフラッシュソリューションは、さまざまな拡張アーキテクチャを提供しており、60%、80%、100%の実装モデルから選ぶことが可能です。このフレキシブルなアプローチは、多くの企業において迅速なスケーリングを実現します。具体的には、F1400T InfiniBox SSA G4ファミリーは、最大3ペタバイトのストレージ容量を提供し、業界標準のラックに容易に設置できる非常に便利な機能を担っています。
一方、『InfuzeOS Cloud Edition』は、パブリッククラウドでの展開をサポートし、そうした環境でハイブリッドマルチクラウドストレージを実現しています。Microsoft AzureやAmazon AWSのクライアントに対して、同社は包括的なソリューションを提供し、オフプレミスのストレージをまるで自社のインフラの一部であるかのように統合することができます。これによりサイバーセキュリティ問題にも対応しつつ、現代のデータストレージニーズに応えることができます。
総評
CRNが毎年実施するTech Innovators Awardsは、テクノロジー分野における革新性や企業の成長を顕彰するものであり、受賞製品はエンドユーザーが抱える実際の課題解決に寄与しています。CRNの編集者からなるパネルが数百社のベンダーから授与者を選定しており、その選考基準は製品の機能、独自性、顧客のニーズへの対応力など、さまざまな観点から評価されています。また、受賞者の発表は、同社の月刊誌「CRN」の8月号でも取り上げられる予定です。
このようにInfinidatの受賞は、今後のIT業界におけるさらなる技術革新へとつながる期待を抱かせます。エンタープライズストレージの未来を見据えた同社の取り組みには、ますます注目が集まっています。