稲武シルク新商品
2023-03-01 10:00:03

伝統の稲武シルクを活かした新入浴剤とブランド誕生!

伝統のシルクが入浴剤に!稲武の新たな挑戦



愛知県豊田市に位置する稲武地域で誕生した新商品と新ブランドが注目を集めています。それは、稲武シルクを配合した入浴剤「にぎたえしるく湯-ゆずの香り」と、その名も『貴いシルク』という新しいブランドです。稲武シルクは、皇室や伊勢神宮の祭祀で使用されている日本トップクラスのブランドとして歴史的な背景を持っています。

稲武シルクの伝統


稲武産のシルクは、1882年から毎年伊勢神宮に生糸を献納しており、令和元年度からは熱田神宮でもその伝統を守り続けています。大嘗祭では、稲武から織られた繒服が献上されるなど、長い歴史がこの地のシルク文化を育んできました。特に、古書に三河産の生糸が重要な祭祀に利用されていると記されているように、稲武のシルクは文化的にも重要な役割を果たしています。

入浴剤「にぎたえしるく湯」について


新たに発売される「にぎたえしるく湯」は、稲武産の繭から抽出した保湿成分を配合した入浴剤です。白濁したお湯に浸かることで、シルクの持つ自然な保湿効果を享受できるとのこと。製品はギフトにもぴったりなパッケージで、1箱に3包が入っています。

株式会社大醐と古橋会の共同プロジェクトとして誕生したこの新商品は、稲武シルクの魅力を多くの人に知ってもらいたいという願いから生まれました。手作業で少量生産されたシルクの恵みを、入浴を通じて体感してみてください。

新ブランド『貴いシルク』の誕生


同時に立ち上げられたブランド『貴いシルク』は、稲武のシルク文化を広めることを目的としています。古橋家が管理するこのブランドは、地域のシルク産業を支える新たな取り組みですが、大正期の殖産興業の流れを汲んだ伝承に重きを置いています。古橋会の現常務理事、古橋真人氏がこのプロジェクトを進め、地域活性化に貢献しようとしています。

シルクの未来


稲武のシルクは、着物だけでなく、ヘルスケアや医療用品にも活用される可能性が高まっています。新しい技術と発想を取り入れながら、地域のシルク文化を守り抜いていく姿勢は、まさに稲武の未来を支えるものです。新たな産業や雇用創出に向けた取り組みが期待されています。

公式ECサイトとSNSでの発信


新ブランド『貴いシルク』の公式ECサイトもオープンし、アーティスティックなデザインのオリジナル商品が購入できます。購入者にはオリジナルステッカーやポストカードが同封される特典もあります。さらに、Instagramアカウントも開設し、日本の伝統文化に関連した情報を発信しています。

取り扱い店舗


「にぎたえしるく湯」は、株式会社大醐の直営店や道の駅どんぐりの里いなぶ、古橋懐古館で購入可能です。これから仲間を募りながら、稲武シルクの魅力を広める活動を続けていくとのこと。興味のある店舗や事業者は、ぜひ公式サイトから問い合わせてみてください。

結び


稲武のシルク文化を新たな視点で見つめ直すこの取り組みは、地域の未来を切り開く大きな一歩です。ぜひ、新しい入浴剤やブランドを通じてその魅力を体感してみてください。

会社情報

会社名
一般財団法人古橋会
住所
愛知県豊田市稲武町タヒラ8番地
電話番号

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