日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、この度文部科学省が発表した「令和7年度科学研究費助成事業の配分に関するデータ」において、私立大学の中で新規採択率が第1位、全国では第2位に輝く快挙を成し遂げました。採択率は48.6%で、新規の採択件数は36件となっています。この結果は、中規模の総合大学でありながらも、研究の質の高さが評価されたことを意味します。
本学は、7学部16学科および6研究科17専攻を持つ総合大学であり、幅広い分野での研究活動を展開しています。特に2021年に策定された「研究Vision」では、文理融合を軸に新たな研究分野の創出、学術資源の発信、そして次世代を担う女性研究者の支援を推進する方針が掲げられています。この方針のもと、地域社会や産業界の課題解決に寄与する研究を進め、優れた研究成果を社会に還元することを目指しています。
今回の成果は、大学創立120周年を迎えた本学が、研究の質と革新性をさらに高めるための大学改革を進めていることの賜物です。本学では、文理融合の研究環境を生かし、持続可能な未来に向けた質の高い研究を続けていく方針です。
科学研究費助成事業は、人文学や社会科学から自然科学に至る幅広い分野を対象としたもので、研究者が自由な発想で行う独創的で先駆的な学問を支援します。選考は、専門分野の研究者によるピアレビューを経て行われ、信頼性の高い採択基準が確保されています。また、選考の結果は公表され、透明性が高いことが特長です。
日本女子大学は、女子高等教育において初の組織的な取り組みを行い、私立女子大学では唯一の理学部を有しています。「私が動く、世界がひらく。」という意思の下、自ら学び行動する力を持つ学生の育成に力を注いでいます。昨年度には建築デザイン学部を新設し、今年度には食科学部を開設しました。さらに、2026年度には文学部の名称変更を検討し、2027年度には新しい経済学部を設立する構想があります。
このような活動は、本学の教育哲学に基づき、新たな学問領域の開拓を目指すものであり、次世代のリーダーや急速に変化する社会に対応できる人材の育成を「文理融合」の視点から進めています。
日本女子大学の今後の展望と研究活動に、私たちも期待を寄せます。さらなる革新と成果が待たれるでしょう。詳しい情報は、
日本女子大学の公式サイトを確認してください。