鉄道博物館で埼玉の鉄道史をたどる企画展
2025年3月、埼玉県の大宮駅が開業140周年を迎え、同年には東北本線や埼京線など、埼玉県内の様々な鉄道が重要な節目を迎えます。この特別な年に合わせ、鉄道博物館では「埼玉 鉄道再発見!~Discover Saitama~」と題した企画展が開催されます。本展では、埼玉県内を走る鉄道の歴史や文化的背景を再確認できる貴重な機会です。
展示内容の詳報
通期展示:“鉄道の町”・大宮のあゆみ
大宮は、複数の鉄道路線が交わる重要な地点です。このエリアは工場や貨物処理場が集まり、地域経済の発展に寄与してきました。明治時代から現代にかけて、新幹線も含めた広域輸送の基盤が形成され、今日でも“鉄道の町”として多くの人々に親しまれています。
前期展示:埼玉の鉄道の歴史~国鉄・JR編~
企画展は国鉄・JR路線に焦点を当てた前期と、私鉄・三セクに焦点を当てた後期に分かれています。前期では、埼玉県における国鉄・JR全線の歴史が紹介されます。159年前、上野から熊谷までの路線が開通し、県内に初の鉄道が導入されました。この展示では、その後の鉄道網の発展と、県内外の交通利便性の向上を解説します。
後期展示:埼玉の鉄道の歴史~私鉄・三セク編~
後期の展示では、私鉄や第三セクターの鉄道が取り上げられます。これにより、埼玉県内のさまざまな鉄道がどのように発展してきたのかを概観できます。詳細は後日告知される予定です。
特別イベントの開催
企画展期間中、多彩なイベントが用意されています。鉄道に興味がある方は特に注目のイベントです。
1.
企画展ガイドツアー
担当の学芸員による展示解説ツアーが開催され、特に深い解説が得られる機会です。
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日時: 2025年12月13日(土)と2026年1月12日(月・祝)14:00~15:30
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場所: 本館2Fスペシャルギャラリー
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定員: 約20名(先着順)
2.
お宝映像コレクション
1970年代や80年代の鉄道の姿を記録した短編作品集の上映が行われます。
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期間: 2025年12月1日(月)~12月28日(日)16:00~
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場所: 本館2Fてっぱくシアター
3.
特別コラボメニュー
館内のレストランでは埼玉県のブランド「サイボク」の食材を使用したコラボメニューが提供され、地域の味も楽しめます。
- 例: ゴールデンポークのカツレツ
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販売期間: 2025年12月20日(土)~2026年6月15日(月)
展示情報
- - 会期: 2025年12月13日(土)~2026年6月15日(月)
- 前期:2026年3月9日(月)まで
- 後期:2026年3月14日(土)~6月15日(月)
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入場料: 一般 1,600円(前売り価格 1,500円)、小中高生 600円(前売り価格 500円)、幼児 300円(前売り価格 200円)
さいたま市での貴重な体験
埼玉の鉄道の歴史を深く探求し、これまで知らなかった魅力に触れることができるこの企画展は、鉄道ファンにとっては嬉しいチャンスです。地域の文化と未来展望を考えるための良い機会とも言えるでしょう。
この機会にぜひ、鉄道博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しい情報やお問合せは、鉄道博物館の公式サイトをご覧ください。