セルシス、プライム市場上場を果たす
2023年9月25日、株式会社セルシスが東京証券取引所スタンダード市場からプライム市場に上場市場区分を変更しました。この度の上場変更は、同社の長年の努力と成長を象徴するものであり、将来的なさらなる発展が期待されています。
セルシスの事業概要
セルシスは1991年の設立から、デジタルコンテンツの分野で革新を続けてきました。自社開発にこだわり、技術力を最大限に活かした製品やサービスの提供を行っており、その収益を新たな事業展開に再投資することで、企業としての成長を続けています。特に、同社が誇る「CLIP STUDIO PAINT」は、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作に特化したアプリで、業界で広く使われています。豊富な機能と直感的な操作性により、 Creatorのクリエイティビティを引き出し、多くのユーザーに支持されています。
世界中での利用
「CLIP STUDIO PAINT」は、11の言語に対応し、世界中の80%のユーザーが海外からの利用者です。日本の漫画家においても90%以上が利用するなど、当製品は業界のスタンダードとなっています。
さらに、セルシスはコンテンツ流通の分野でも先駆的な取り組みを行っており、2003年に提供開始した電子書籍ソリューションにより、日本のマンガのデジタル流通に革命をもたらしました。新たに立ち上げた流通ソリューション「DC3」は、デジタルコンテンツを唯一無二の“モノ”として扱うことを可能にし、次世代の流通モデルを提案しています。
記念配当の実施
プライム市場への上場を記念して、セルシスは2025年12月期の第2四半期末配当において、株主に対して1株当たり10円の配当を行うことを発表しました。また、株主還元策として、今後の自己株式の取得や株主優待にも積極的に取り組む予定です。
自己株式の買い付けについては、2025年2月末までに10億円を投じる計画があり、株主に対する利益還元に注力するとしています。
未来への展望
株式会社セルシスは「クリエイションで夢中を広げよう」というミッションのもと、クリエイター活動をデジタル技術で支援しています。イラストやアニメーション、漫画の創作環境を一層円滑にするため、多彩なサービスを展開し、今後も日本のコンテンツ文化を世界に広める役割を担っています。
以上の取り組みにより、セルシスは今後も成長を続け、さらなる革新をコミットしていくでしょう。デジタルコンテンツ制作におけるリーダーシップを維持し、クリエイターのさらなる幸福を追求する姿勢が期待されます。