JaSROが政府の基準に適合した機器検証サービスの実施
一般社団法人日本セキュリティ格付機構(JaSRO)は、近年、情報セキュリティの重要性が急速に高まる中、経済産業省が策定した「情報セキュリティサービス基準」に適合した情報セキュリティ監査サービス及び機器検証サービスを提供することとなりました。このサービスは、正式に情報処理推進機構(IPA)の公開する「情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト」に登録されています。
適合するサービスの概要
JaSROが提供する2つの重要なサービス、すなわち「情報セキュリティ監査サービス」と「機器検証サービス」が、適合基準を充足していることが認められたことは、企業や組織にとって大きな意味を持ちます。
情報セキュリティ監査サービス
この監査サービスでは、米国基準や行政機関が定める監査基準に従って、企業等の情報セキュリティ対策の状況を検証します。監査は500件以上の評価経験を持つ専門家が中立な立場で行い、結果を基にしたアドバイスも提供されます。さらに、ISMAPやISMSに対応した内部監査や委託先監査も行うことができます。このように、滞りなく実施されることで、企業は自社のセキュリティ評価を見える化し、強みや弱みを客観的に把握できます。
機器検証サービス
機器検証サービスは、製品やサービスの信頼性を高めるために設計されています。このサービスを利用することで、企業は顧客や取引先に対してその製品の正当性や適切性を証明することが可能です。特に、入札時には第三者証明書が有利に働くことが増えており、このニーズに応じたサポートが提供されます。また、経済産業省のガイドラインや国際基準を基に、必要に応じた検証を行うことができる点も特徴です。
JaSROの目指す未来
JaSROは、今後も中立性と公平性を重んじた第三者評価機関としての役割を果たし続けることを約束しています。加えて、情報セキュリティの分野で新たに展開する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」への取り組みも進行中で、IoT製品に対するさらなる評価基準の策定も行われています。
参考情報
これまでの実績として、JaSROは多くの企業に対して厳格な監査を行い、その結果を公開しています。例えば、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、米国基準に基づく評価で最高位「AAA」を獲得しています。このように、過去の実績が新たな顧客にとって信頼の証となることは間違いありません。
問い合わせとアクセス
具体的な監査や機器検証サービスの詳細については、JaSROの公式サイトや問い合わせメール(
[email protected])からご連絡いただくことが可能です。Web面談なども実施しており、いつでも相談に応じています。
JaSROの機器検証サービスは、これからの情報セキュリティにおける信頼性を大いに向上させる取り組みです。企業にとっては、競争力を維持する上でも非常に重要な施策となるでしょう。