洗剤を使わず洗濯を行うwash-plusの新たな足跡
洗剤を使用せずに洗濯ができるという、新しいスタイルを提案する株式会社wash-plus(以下、wash-plus)。同社は、千葉県浦安市に本社を構え、コインランドリーやホテルのランドリー事業、そしてランドリー専用のIoTシステムの開発を行ってきました。最近、wash-plusは国際的な企業認証「B Corp(Bコープ)」を取得し、その取り組みが国内外で注目を集めています。
wash-plusが目指す「B Corp」認証
「B Corp」は「Benefit for all」の略で、ビジネスが全てのステークホルダーに利益をもたらすことを評価する認証制度です。今回、wash-plusは約3年かけて認証プロセスに取り組みました。アセスメントの回答、関連資料の提出、そしてインタビューを重ね、実際の事業運営や従業員への福利厚生、地域貢献の実績を十分に見せることができた結果、認証を得ることができました。
持続可能な未来に向けて
wash-plusは「人と地球にやさしい未来」を企業の使命として掲げています。洗剤を使わない「wash+ Water(ウォッシュプラスウォーター)」を用いた独自の洗濯メソッドは、環境への負荷を大幅に減少させ、水資源を守ることに貢献します。また、同社はSDGs(持続可能な開発目標)の中でも10の目標の達成に焦点を当て、毎日の洗濯を「持続可能な社会の実現に貢献する活動」と位置付けています。
先進的なランドリーの実現
wash-plusのコインランドリーは、アレルゲンフリーで合成化学物質を一切使わない「水で洗う洗濯」を提供しています。また、顧客体験の向上を目指し、タッチパネル付きの洗濯乾燥機やキャッシュレス決済、多言語対応を導入しています。特に、業界初のダイナミックプライシングは注目されており、顧客にとってさらに便利なサービスとなっています。
さらに、ホテルランドリー向けには洗濯機の特別仕様を用意し、高級感のある外装とアレルゲンフリーの洗濯を組み合わせ、宿泊ゲストに特別な体験を提供します。これにより、施設のSDGs対応を強化し、より持続可能な運営が可能となります。
IoTシステムの可能性
wash-plusが開発したランドリー専用IoTシステム「smart laundry」は、全国のコインランドリーに400店舗導入されており、利用者のスマートフォンと直接つながることで、利便性が向上しました。この仕組みは、オーナーの悩みを解決し、洗濯物の管理も容易にします。また、宿泊者もスマートフォンを通じて様々なサービスを利用できるため、旅の時間を有効活用できるようになっています。
健康経営と地域貢献
wash-plusは、健康経営や地域貢献にも注力しています。スポーツ庁から「スポーツエールカンパニー」の認定を受け、従業員の健康をサポートするプログラムを提供しています。また、地域のボランティア活動にも積極的に関わり、企業が持つ力でコミュニティを活性化させるために尽力しています。
結論
wash-plusは、洗剤不要の洗濯スタイルを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。B Corpの認証を取得したことにより、企業の社会的責任を果たすことに加え、革新的な技術を駆使し、現代のライフスタイルに適応したサービスを提供しています。今後もwash-plusの動向に注目し、持続可能な未来の実現に向けた活動に期待が寄せられます。