ポッドキャスト2冠の子育てラジオ「Teacher Teacher」初の書籍化が決定

ポッドキャスト2冠受賞の「Teacher Teacher」が書籍化

株式会社PHP研究所が2024年10月22日に出版する書籍『先生、どうする⁉子どものお悩み110番』は、人気ポッドキャスト「Teacher Teacher」を初めて書籍化した試みです。このポッドキャストは、教育のプロである福田遼（はるか）氏と音声プロデューサーの秋山仁志（ひとし）氏の二人が、子育てに関する悩みをリスナーから共有し、それに対する具体的なアドバイスを提供する内容になっています。

この書籍は、第5回「JAPAN PODCAST AWARDS」で大賞と教養部門の最優秀賞を獲得した実績があり、リスナーや読者から寄せられた体験談から生まれました。著者たちは、心が軽くなるような温かい言葉を選び、読者が「明日から実践してみたい」と思えるアドバイスを22項目収録しています。

番組のスタートと進化

「Teacher Teacher」は、2023年4月からスタートし、すぐに多くの支持を集めました。はるか氏は元小学校教諭で、国内外の教育現場を視察した経験を持ち、ひとし氏は音声制作とプロデュースに特化した背景があります。この二人のコンビは、子育てに悩む親たちの心に寄り添う存在として信頼を得ています。

彼らの目指すビジョンは「みんなで子育てに取り組む社会」です。2024年には、個人の支援金と企業のスポンサーシップをもとに運営される完全無料のオンラインフリースクール「コンコン」を設立しました。これによって、教育や子育てに関する悩みをより広くサポートする仕組みを作り上げました。

書籍の内容と特色

『先生、どうする⁉子どものお悩み110番』では、ポッドキャストの配信内容を基に、リスナーの悩みをQ&A形式で再構成しました。具体的な回答はもちろん、著者たちの掛け合いによって構成されており、楽しく読めるスタイルにこだわりました。この形式は、リスナーからも高く評価されており、書籍を通じて初めて出会う読者にも彼らの温かな会話が伝わります。

本書に収められた具体的な悩みには、反抗期や遅刻癖、発表への不安などが含まれています。それぞれの問題に対するアドバイスは、実際の体験に基づいており、信頼性が高いと評判です。「I（アイ）メッセージ」や「トークンシステム（ポイントと報酬）」といった具体的な技法をもとに、親たちが明日から活用できるヒントが満載です。

著者たちの情熱

著者の福田遼氏と秋山仁志氏は、この書籍を通じて子育てに関する理解を深め、親たちの心を支えることができるとの確信を持っています。福田氏は、教職の経験と心理学の知見を生かし、実践的なアドバイスを展開しています。一方、秋山氏は、そのプロデューサーとしての経験を活かし、対話を重視したコンテンツを提供しています。