第4回「子どもまんぷく基金」の助成先が発表
2025年7月1日、東京を拠点とする公益財団法人日本フィランソロピック財団が第4回「子どもまんぷく基金」の助成先を発表しました。助成金総額は10,534,280円で、対象期間は2025年7月から2026年6月までとなります。この拠金は、特に経済的に困窮している家庭の子どもたちを支援するために設けられ、選ばれた5つの団体がその使命を担います。
助成先の団体と事業内容
助成対象となった団体は以下の5つです。各団体が取り組む事業は、子どもたちの食事支援を通じて健康的な成長をサポートすることを目的としています。
1.
NPO法人自立生活支援延岡ほほえみの会(宮崎県)
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事業名: 子ども一人ひとりの食べる力を育むための支援事業
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助成金額: 2,130,000円
この団体では、食事教育プログラムを通じて、子どもたち自身が食べ物に対する興味を育むことを目指しています。
2.
特定非営利活動法人ながいく(愛知県)
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事業名: 「つながるごはん」宅食と夕食の支援事業
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助成金額: 1,922,280円
夕食不足に苦しむ家庭への宅食サービスを提供し、温かいご飯を届けます。食事を通じて家庭のつながりを深める活動も行っています。
3.
特定非営利活動法人陽向ぼっこ(北海道)
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事業名: 生活困窮家庭のこども達を宅配弁当で腹一杯にさせる事業
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助成金額: 3,000,000円
食事不足に悩む家庭に対し、栄養満点の宅配弁当を提供することで、安心して食事をどんどん摂れるよう支援します。
4.
NPO法人フードバンク目黒(東京都)
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事業名: 恵まれない家庭の子どもたちにお腹一杯のご飯とお菓子の楽しみを
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助成金額: 1,782,000円
食事だけでなく、食べる楽しみを提供するため、子どもたちにお菓子を届けるプログラムも展開しています。
5.
一般社団法人ライフサポートひかり(山梨県)
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事業名: 子ども食堂、配食サービス「さえずりの木」
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助成金額: 1,700,000円
地域の子どもたちへの食事の提供を通じて、コミュニティとの結びつきを強化し、安心できる食環境を提供します。
子どもまんぷく基金の意義
この基金は、日本国内で約9人に1人の子どもが貧困状態にあるとされる現状に対し、食事支援を通じて子どもたちの生活をサポートすることを目的としています。特に、物価高騰の影響で経済的困難を抱える家庭が増えている中、子どもたちは多くの機会を失いがちですが、温かいご飯を提供することで少しでも幸せを感じられるようにとの願いが込められています。
「子どもまんぷく基金」は、寄附者の想いを形にする取り組みであり、支援を必要としている子どもたちに迅速に、かつ直接的な支援を行う団体を中心に運営されています。このような活動が、より良い未来への一歩として期待されます。
お問い合わせ
この取り組みに関する詳細や問い合わせは、日本フィランソロピック財団の代表メールアドレスにて受け付けています。
メールアドレス: info(at)np-foundation.or.jp
(※(at)を@に置き換えてください)
日本フィランソロピック財団の紹介
日本フィランソロピック財団は、2020年に設立され、社会貢献活動への資金提供を目的に寄附を集めています。寄附者一人一人の思いを尊重し、支援を促進することで、未来のより豊かな社会の実現を目指しています。公式ホームページは
こちら です。