竹神社での夜のお祭り「満月夜参り」と新たな「月の市」
三重県明和町で新たに「竹神社満月参り・月の市」というイベントが実施されることになりました。この企画は、持続可能な神社の運営モデルの構築を目指すもので、地域住民との共生を促進することを目的としています。
地域活性化の鍵を握る竹神社
竹神社は、明和町斎宮に位置しています。過去には訪れる人が少なく、社務所も開いていない状態が続いていましたが、地域住民の協力によって、社内の清掃や御朱印の頒布が行われ、徐々に人々が訪れるようになりました。2022年からは観光をきっかけとした竹神社の活性化が進められ、氏子や地域住民との共同企画が行われています。
満月参りの魅力
「満月参り」は、令和3年からスタートし、今年で5年目を迎えます。毎月満月の日には特別な御朱印が頒布されることから、地域住民だけでなく県外からも多くの来訪者が集まります。この特別な夜には、満月を仰ぎながらの静かな時間が多くの人にとっての楽しみとなっています。しかし、さらに地域を活性化させるためには、神社だけでなく周辺地域にも賑わいを広げていく必要があるのです。
地域の味わいを楽しむ「月の市」
そこで新たに提案されたのが「月の市」です。これは、地元のきゅうり農家であり、キッチンカー事業を展開する株式会社iBroomの協力を得て、夜間に地元の味を楽しむ屋台を設けるという試みです。開催日には、様々なキッチンカーや屋台が並び、飲食を楽しむことができます。
次回の「満月夜参り」は2025年9月8日に予定しており、各種の美味しい料理やお酒を楽しみながら、参加者が月を眺める贅沢な時間を提供します。
竹神社について
竹神社は明治44年に25社の神を合祀したことによって設立されました。周辺からは平安時代の大規模な建物の跡も発掘され、歴史的にも貴重な場所です。
株式会社iBroomの役割
iBroomは地域資源を活かしたキッチンカー事業を展開し、地域の新たな賑わいを生み出すとともに、高品質な野菜を生産しています。イベントに参加することで、地域との密な関係を築き、多くの人に愛される存在となっています。このように、明和観光商社および地域の事業者が協力して、地域の特性を最大限に活かした活動が進められています。
こうした取り組みを通じて、夜間に開催される新しいイベントが地域にどのような影響をもたらすのか、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。