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天満天神梅酒大会、中止の現状

新型コロナウイルスの影響で、全国の梅酒愛好者が集う「天満天神梅酒大会」が今年は中止となりました。この大会では、全国の酒蔵が心を込めて作ったこだわりの梅酒が一堂に集まりますが、今年はその5000本が倉庫で眠ることになっています。

主催者はこの決断が難しいものであったことを語り、開催を待ち望む来場者やスタッフのことを思うと辛い思いを抱えています。収益のみで成り立つイベントであるため、開催できないことによる損失は来年度以降のイベントに深刻な影響を与えることが予想されます。また、梅酒を準備してくれた酒蔵にも在庫過多の問題が発生しています。

倉庫には、約5000本の梅酒やリキュールが保管されており、これらをぜひ皆さんに楽しんでいただきたいという思いから、クラウドファンディングが立ち上げられました。このクラウドファンディングでは、梅酒を購入することで集まったお金が次回の大会開催に向けて使用されます。

大会の歴史と役割

「天満天神梅酒大会」は、大阪天満宮で2007年に始まった、日本で最初の梅酒イベントです。これまでに全国から295種類の梅酒が集まり、2019年には「世界最大の梅酒イベント」としてギネス世界記録に認定されました。

このイベントは、様々な地域で生産された梅を活かし、各酒蔵が自家製の梅酒をつくるという点が特徴です。和歌山県みなべ町や奈良県月ヶ瀬の梅林で育てられた梅を用いた梅酒が、観客を楽しませていました。大勢の来場者が集まり、地域の文化や風味を一緒に楽しむこのイベントは、多くの人にとっての憩いの場です。

クラウドファンディングで未来を掴む

現在、主催者は来年度以降の開催に向けて、クラウドファンディングを通じて支援を呼びかけています。梅酒を愛する心でつながった全国の酒蔵や農家、販売店舗など、すべての関係者がこのイベントの存続を願っています。

酒蔵からの梅酒は、地域の特産品としても重要で、その価値を届けるためにはぜひ皆さんの協力が必要です。クラウドファンディングに参加することで、皆さん自身がこの美味しい梅酒を未来に運ぶ一助となるのです。

梅酒の未来を信じて

イベント主催者は、「梅酒にかかわるすべての人たちが喜びを感じる梅酒大会を実現したい」と強く願っています。今年6月には梅の収穫が始まりますので、次回の大会ではより多くの素晴らしい梅酒が登場することが期待されています。

クラウドファンディングはCampfireにて開催中。状況が改善され、この美味しい梅酒を来年度も多くの人々に届けられるよう、ぜひご参加ください。天満天神梅酒大会の未来、そして、全国の酒蔵の努力を支えていきましょう。

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