オイシックス・ラ・大地が展開する新広告メディア
オイシックス・ラ・大地株式会社は、2023年からリテールメディア「Oisix Retail ADs」を本格的に全国展開することを発表しました。この新たな取り組みは、全国にある約1000の社食・学食を広告メディアとして活用するもので、1日に約16万食というボリュームを生かしています。デジタル広告だけではアプローチが難しいターゲット層に対し、食を介した深い体験と理解を提供することを目指しています。
食堂を広告メディア化
リテールメディアは近年、「デジタル広告の第3の波」とも言われ、企業の宣伝手法の一環として急速に注目されています。オイシックス・ラ・大地は2023年から、食品宅配サービス「Oisix」の会員基盤を利用し、新たな広告事業として展開を始めました。
特に、この取り組みでは、食堂内でのプロモーションが重要視されており、すでにSCF(シダックスコントラクトフードサービス)が運営する「雨晴食堂」などでのテストを経て「社食・学食リアルプロモーションメディア」として開発されました。このプロモーションによって、客観的な評価を受け、高品質なコラボメニューの提供や、ポスター、POPなどを通じた視覚的訴求が評価されています。
リアルな顧客接点の創造
「社食・学食リアルプロモーションメディア」では、以下の特徴があります。
1.
全国規模の食堂ネットワーク: 約1000施設、1日16万食の喫食データを活用し、広範囲な広告リーチを実現します。
2.
高い没入性: 食堂という限定的な環境で、視覚と味覚を同時に体験できるため、広告効果が高まります。卓上や壁面のPOPで情報を深く届けます。
3.
ワンストップサービス: メニュー開発から広告物の制作、配信までの一貫したサービスを提供します。
コラボレーションによる新たな食体験
初の企画として「USハイブッシュブルーベリー協会」と「米国食肉輸出連合会」とのコラボレーションが予定されています。これにより、梅雨から夏にかけて新しいメニューが提供されることが期待されており、社食の常時利用者にブルーベリーを日常的に取り入れる魅力を訴求します。メニューには「豚ロースのソテーブルーベリーグレイビーソース」や「ブルーベリータルタルチキン南蛮」などが予定されています。
さらに、米国食肉を利用した料理も展開され、アメリカンポークの新たな楽しみ方を提案します。メニュー例には「塩麹ポークロースト フレッシュトマトサルサ仕立て」や「八角香る本格ルーローハン」などがあり、食べることで品質の違いを実感してもらう狙いがあります。
今後の展望
オイシックス・ラ・大地は、リテールメディアを通じた新たな広告ソリューションの提供を通じて、顧客に質の高い食材や商品を届けることができるとしています。2025年7月から正式に始動したこのメディアは、Eコマースと実店舗の両方のチャネルを結びつけ、広告主が求める「価値」を消費者に直接伝える手段としています。これにより、新しい食材との出会いを提供し、食の楽しみを広げることを目指しています。
オイシックス・ラ・大地は、今後も持続可能な社会の実現とともに、フードロス削減に向けた取り組みを続けていくことでしょう。新たな広告媒体「Oisix Retail ADs」がどのように展開され、広がっていくのか、今から目が離せません。