RYODENと長崎県立大学の新たな挑戦
株式会社RYODENは、2026年4月1日から長崎県立大学の「情報セキュリティ産学共同研究センター」に入居し、共同研究を開始します。この研究では、次世代の製造業に目を向け、「現場を止めない」セキュリティを実現するために、大学と連携して課題を解決していきます。
1. 背景と目的
製造業は日本の経済の根幹ですが、IoT(モノのインターネット)の導入に伴い、効率的な生産性が求められる一方で、工場へのサイバー攻撃のリスクも高まっています。頻発する攻撃によって生産ラインが停止する事例が後を絶たず、これに対処するためのセキュリティ対策が急務です。本研究では、工場内のネットワークにおける独自の課題を抽出し、具体的な解決策を見出していきます。
2. 共同研究のアプローチ
長崎県立大学が有する、国内で唯一の「情報セキュリティ産学共同研究センター」のセキュリティラボが研究の中心となります。ここで、同大学が持つ高度なサイバー攻撃解析技術と、RYODENが蓄積した工場向けの制御機器やネットワークに関するノウハウを組み合わせます。
共同研究者と研究期間
長崎県立大学の情報セキュリティ学科からは、島成佳教授が共同研究者として参加します。研究は2026年4月1日から始まり、2029年3月31日までの3年間にわたって行われます。
3. 目指す未来
RYODENはこの共同研究を通じて得た成果をもとに、製造現場の安定を支えることを目指しています。また、地域の産業がさらなるサイバーレジリエンス、つまり回復力や適応力を向上させるための人材育成にも寄与していきます。社長の富澤克行も、「日本の製造業における国際競争力を維持するためには、強靭な生産基盤が必須」と強調し、この研究の必要性を訴えています。
4. 研究の意義
島教授は、制御システムがサイバー攻撃の標的になっている現代において、「現場で使える形」での理論の実用化を追求しています。RYODENのエンジニアと共に、実証実験を進めることで、実用的かつ革新的なセキュリティ対策を構築する意欲を示しています。
今回の産学連携は、大学の学生や研究者にとっても貴重な成長の機会となり、業界のリアルなデータや課題に触れることで、さらなる専門性を磨くことが期待されます。
5. 長崎県立大学について
長崎県立大学は、豊かな創造性と高い専門性を持つ人材育成を目的とし、特に情報セキュリティ学科では、実践的かつ体系的な教育プログラムを推進しています。公式ホームページは
こちらです。
今後の研究成果が地域産業に与える影響は計り知れず、地域の安全なデジタル社会の構築へとつながることでしょう。