特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催する、セミナー「アメリカの図書館における日本マンガ」が2025年3月5日に開催されます。文化庁からの委託を受けたこのセミナーでは、北米の図書館での日本マンガの受け入れ状況について詳しく解説します。
近年、海外、特に北米における日本マンガの人気は急上昇しており、多くの図書館が日本の作品を所蔵しています。このセミナーでは、北米の図書館がどのようにマンガを取り入れ、どのようなプロセスで所蔵を行っているのかを分析します。各パートで提供される講義では、マンガの歴史、用語の使い方、読者層の成長など、詳しい内容が紹介されます。
セミナーの内容
1.
パート1:北米の図書館におけるマンガの歴史と発展
- アメリカの図書館はどのような仕組みで本を所蔵するのか?
- マンガを取り扱う際の用語や文化的背景について。
- マンガの読者層とファン層がどのように拡大しているかを分析。
- 日本マンガの成功の要因として賞や選定図書リストなどを取り上げる。
2.
パート2:Mangasplainingチームによる調査結果の発表
- 図書館所蔵のマンガに対する司書のフィードバックを分析。
- 文化的倫理観や偏見を超えるための成功の障壁について。
- 北米以外の地域での成功再現の可能性について。
- 図書館での成功を目指す出版社に向けた具体的な5つのポイントを提示。
実施される調査結果では、2023年から2024年にかけてのデータが活用され、具体的な数字やトレンドとともに説明されます。このような内容が参考になるとともに、マンガの海外展開を考える出版社にとって有意義な情報が提供されます。
セミナーの詳細
- - 開催日:2025年3月5日(水)17:00〜19:00
- - 会場:日本出版クラブ 会議室(神保町駅から徒歩2分)
- - 言語:英語(逐次通訳あり)
- - 参加費:無料
- - 定員:40名(先着順、定員に達し次第受付終了)
- - 申込期限:3月4日(火)
特に、海外展開への関心がある出版社の皆様にとって、貴重な学びの場となるでしょう。参加申し込みは公式ウェブサイトから可能です。ぜひお早めにお申込みください。
このセミナーを通じて、日本の豊かな活字文化を北米に普及するための手がかりを得られる機会となるでしょう。図書館は、ただの情報の蔵ではなく、多様な文化や作品が交じり合う場所でもあります。日本のマンガがその一部分として、どのように世界に広がっているのか、皆様とともに考えていきたいと思います。