プログラム概要
2025年8月、東京都千代田区にある九段ハウスで開催されるESD(持続可能な開発のための教育)プログラム『モリキャラ×LABO』に注目が集まっています。本プログラムは、都市緑化を専門とする東邦レオ株式会社と東京大学の教授陣との協力により開発されており、都市緑化の知識を次世代に伝えることを目的としています。
大反響の背景にある参加者の声
このプログラムは、6月からの募集開始後、わずか2ヶ月で全国から100組を超える応募がありました。応募した多くの方々からは、子どもと一緒に学びたいという意欲が伝わってきており、その背景には、次世代育成に対する高い関心があることが伺えます。
ESDの具体的な意義
UNESCOや文部科学省によれば、ESDは持続可能な社会に必要な知識や価値観を育むための教育です。「創造性」「批判的思考」「他者との協働力」など、21世紀に求められるスキルを身につけることを重視し、教育を通じての社会変革を目指しています。このプログラムはその理念を体現するものです。
東邦レオの教育的アプローチ
『モリキャラ×LABO』では、東邦レオの企業理念と教育が融合しています。具体的には、次世代に向けた資質の開発を目的に、以下の6つのESD能力を育成します。
1. 未来志向力
2. システム思考力
3. 批判的思考力
4. 協働力
5. 自己認識力
6. 価値判断力
このような能力を通じて、子どもたちは持続可能な社会の実現に向けた意識とスキルを身につけます。
体験活動の設計
プログラムでは、参加者がさまざまな体験を通じて学ぶ活動が用意されています。地域の庭師や樹木医などの専門家とともに、森の生き物「モリキャラ」の創作や親子での協働学びを体験することができます。これらの活動は、学術的な体系に基づくもので、参加者の学びを多角的に支援する内容となっています。
社会実装モデルとしての意義
このプログラムは、単なる背景に留まらず、子どもたちが未来のリーダーとして必要な能力を育成する社会実装モデルとしての期待がかかっています。具体的には、保護者の支援が子どもたちに与える影響や、子どもたちの期待する能力と保護者が望む能力の関係を明らかにする研究が進められています。
開催概要
以下がプログラムの詳細です。
- - 名称: モリキャラ×LABO
- - 開催日: 2025年8月1日〜3日、22日〜23日
- - 会場: 九段ハウス
- - 対象: 小学1-3年生とその保護者
- - 主催: 東邦レオ株式会社
- - 特別監修: 東京大学名誉教授 味埜俊氏
参加者が得られること
このプログラムに参加することで、親子での対話や共同作業を通じて、持続可能な社会に向けた意識を高められます。また、子どもたちが創作したモリキャラを使いながら、ESD学習との関連性を深めることで、学びの成果を実感することができるでしょう。
企業と教育の融合
東邦レオは都市緑化や空間設計のプロフェッショナルとして、教育と持続可能な発展を結びつけていく取り組みを積極的に進めています。『モリキャラ×LABO』はその一環として、企業の哲学を教育資源に変える先駆的な試みとなります。これからも、持続可能な未来を共に育む学びの場を提供していきます。
このプログラムは、教育界に新たな風をもたらすと同時に、緑の専門家としての知識を次世代へと引き継ぐ役割を果たすことでしょう。