サイボウズがkintoneに新オプション追加
サイボウズ株式会社は、ノーコード・ローコードツール「kintone」に新たなオプション機能「メール共有オプション」を2024年10月15日から提供することを発表しました。この新機能は、顧客や案件管理、さらには採用といった多様な業務に活用できる仕組みを提供します。
「メール共有オプション」とは
この新しいオプションを使うことで、kintoneのプラットフォーム上でメールの作成や送受信が可能となります。また、kintone名簿アプリを使ってメールのアドレス帳を設置することもできます。この機能は、チーム間での情報共有をスムーズにし、各部署の業務がより円滑に進むことをサポートします。
β版からのフィードバック
「メール共有オプション」は、5月から9月にかけて10社以上でβ版を試された結果、正式にリリースされる運びとなりました。ユーザーからは、「ワンクリックでのメール転記が非常に便利」との声が寄せられ、業務の迅速化を実現する期待が高まっています。
本オプションの主な特徴
1.
メール転記機能
この機能を利用すると、受信したメールを簡単にkintoneの新規レコードとして登録できるようになります。メール対応をするチーム以外のメンバーも、状況を容易に把握できるため、確認漏れや業務の属人化を防ぐことが可能です。
2.
メール作成機能
kintoneのレコード上で「新規メールを作成」ボタンをクリックするだけで、宛先が自動で入力されるメール作成画面に切り替わります。これにより、社内でのメール確認もスムーズに行え、承認フローを効率的に進められるのが最大の特長です。このワンストップの流れによって、業務やコミュニケーションが圧倒的に効率化されます。
概要と価格
「メール共有オプション」は2024年10月15日より販売を開始し、月額5,000円から利用可能です。なお、この金額は送受信保存メール件数が5,000件の場合の1ドメインあたりの価格となります。購入は、サイボウズの公式ストアから行うことができます。
今後の展望
この新機能は、サイボウズが掲げる「サイボウズNEXT」の一環として、多様な業務の拡張を図るものです。エンドユーザーのニーズに応えるべく、今後もkintoneとメールの連携を強化し、機能のさらなる向上を目指しています。また、サイボウズの理念である「チームワークあふれる社会を創る」というビジョンに基づき、kintoneを中心とした業務改善プラットフォームの提供も併せて進めていきます。
kintoneについて
kintoneは、36,000社以上で利用されているノーコード・ローコード開発ツールです。企業の業務に合わせたアプリを簡単に作成し、業務の変化にも迅速に対応できる柔軟性を持っています。データベース、ワークフロー、コミュニケーション機能を組み合わせ、幅広い用途での活用が可能です。
詳しくは公式サイトをご覧ください:
kintone公式サイト