女性社外取締役を目指す人材採用支援の新サービスが登場

女性社外取締役を目指す人材採用支援サービスが始まる

人材総合サービスを提供する株式会社ネオキャリア（本社：東京都新宿区）は、2024年10月より「女性社外取締役」に特化した人材採用支援サービスを開始します。この新たなサービスは、女性の役員比率を向上させることを目的としており、未経験の女性候補者を企業に紹介し、様々な背景を持つ人材を登用することで、企業の多様性を一層高めます。

サービスの概要

このサービスは、主に上場企業を対象に、女性社外取締役の採用を支援します。候補者選定から企業とのマッチング、実際の採用支援に至るまで、一貫したサポートを提供し、これまでにない多様な女性の登用を目指します。対象になる候補者には、取締役としての経験がある方はもちろんのこと、弁護士や公認会計士、大学教授といった専門家も含まれています。

応募者は、株式会社ネオキャリアが20年以上にわたって培ったネットワークを通じて、企業が求める適切な人材とマッチングされることとなります。

サービスの具体的な情報

- 開始日時：2024年10月
- 対象企業：上場企業及び上場を目指す企業
- 問い合わせ方法：電話番号03-5908-8103に直接お問い合わせください。

背景にある課題

内閣府は「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023」で、2030年までにプライム市場上場企業の女性役員比率を30％以上とする目標を掲げています。しかし、2024年7月時点での経団連の調査によると、実際の女性役員の比率は16.1％にとどまり、目標に対してまだ厳しい状況です。

これまでの女性役員登用は社内からの抜擢が主流でしたが、限定された人脈だけでは多様性を十分に確保できないという課題が残ります。また、女性役員が複数の企業で兼任している例も見られることから、さらなるアプローチが必要とされています。

これからの展望

女性社外取締役へのニーズが高まる中、ネオキャリアは短期的に約1,000名の女性を企業に登用する目標を立てています。この新サービスを通じて、社外取締役の経験がない女性も積極的に企業に登用されるよう支援します。

同社の紹介事業本部の平原和人氏は、「女性社外取締役の登用を進めることで、企業に多様な視点が生まれ、今後のイノベーションに寄与することが期待されます。」と述べています。これにより、企業の持続的な成長をサポートし、全ての人が活躍する環境を提供することが目指されています。