龍谷大学校友会の新たな取り組み「煩悩とクリエイティビティ」
はじめに
近年、人々の生活には様々な煩悩や欲望が存在します。これらを単なる否定的な要素として捉えるのではなく、前向きに活用することができるのではないかとの考えから、龍谷大学校友会による新しいプロジェクト「煩悩とクリエイティビティ」がスタートしました。このプロジェクトは2021年度より行われており、主に若手会員を中心に、煩悩の持つ創造的な可能性を探求することを目的としています。
プロジェクトの背景
龍谷大学校友会では、約20万5000人の卒業生が互いに交流し、学びを深めています。この校友会の活動の一環として、煩悩に対する新しい視点を提案することが求められました。
プロジェクトでは、煩悩をただ否定するのではなく、それを自分自身の個性や価値の創造に結びつける視点が重要視されています。煩悩は人間を動かす力であり、様々な経験や学びに通じるのです。
今年度の活動内容
2022年度には、トークイベントや音声番組の配信、体験型ツアーなどさまざまな活動が計画されています。トークイベントでは、各界の創造的なリーダーを招き、彼らの経験や思考を共有してもらいます。その中でも特に注目されているのが、8月6日に行われるトークイベントです。
イベント詳細
- - 日時: 2022年8月6日(土)15:00~17:00
- - 場所: 龍谷大学深草キャンパス成就館2階ライブシアター
- - ゲスト: 稲田俊輔氏(料理人・飲食店プロデューサー)
イベントは、最初にプロジェクトの概要を説明し、その後に稲田氏の講演、続いて大谷由香氏とのトークセッションが行われます。そして最後に参加者からの質疑応答の時間が設けられます。参加者は50名までの限定で、オンライン配信も行われる予定です。
登壇者について
稲田俊輔氏
鹿児島出身の稲田氏は、多彩な料理スタイルを持つ料理人であり、その経験を通じて食の可能性を探求し続けています。音楽家としてのバックグラウンドを持ちながらも、飲食業界に進出し、「円相フードサービス」を共同設立しました。現在は25店舗を展開し、SNSでも活発に情報を発信し、多くのファンを魅了しています。
大谷由香氏
大谷氏は龍谷大学文学部の准教授で、戒律思想や日本仏教について研究しています。日本における仏教のあり方や、それがどのように地域社会に根付いているのかを探求し続けています。
今後のスケジュール
さらに、「煩悩とクリエイティビティ」のトークイベントは定期的に行われ、2022年10月29日にはコンテンツクリエイターの藤原麻里菜氏が登壇予定です。また、2023年1月21日にはローカルアクティビストの小松理虔氏が参加します。これらのイベントを通じて、参加者たちは煩悩から新たな価値を見出すためのインスピレーションを得ることができるでしょう。
結論
「煩悩とクリエイティビティ」は単なるトークイベントにとどまらず、参加者たちが自らの煩悩と対峙し、それを創造性に変えるきっかけを提供するプロジェクトです。この先も、龍谷大学校友会の活動から目が離せません。