探究学習を変える!Qareerの機能強化と新たな挑戦
教育の現場で多忙を極める先生たちを支援するために、探究学習フィードバックシステム『Qareer(クアリア)』が進化します。株式会社クアリアは、全ての生徒が自らの問いに向き合い、深い学びを得られるようにと、新たな機能を2025年度に搭載することを発表しました。
Qareerとは何か?
2000年代後半、教育現場では「生徒一人一人の探究学習の質を高めたい」という声が高まり、Qareerは2024年4月のローンチ以来、全国の学校で活用されています。特に探究学習に対する意欲の高い学校からの支持が厚く、一人ひとりの生徒に対して個別のフィードバックを提供するためのツールとして役立っています。
現在の教育現場の課題
しかし、教育現場には依然として様々な課題が残っています。具体的には、先生たちの多忙な日常の中で、すべての生徒に対して十分なフィードバックを提供することが難しい状況です。このため、多くの生徒がリフレクションを行っても、フィードバックが得られず、結果的に深い学びに結びつきにくいという現状があります。そこで、Qareerはこれらの課題に対する解決策を模索し、次のような新機能を用意しました。
2025年度の主なアップデート内容
1. QareerサポーターのフィードバックPDF出力
「多忙な学校現場だからこそ、一目でフィードバックを確認したい」というニーズに応え、QareerサポーターからのフィードバックをPDFとして出力できるようになりました。これにより、体育館や教室内での印刷が容易になり、特にICTに不慣れな先生たちも気軽にフィードバックを共有できます。
2. AIによるリフレクション支援
生徒が行うリフレクションが単なる記録に終わらないように、AIシステムを使った新たな支援機能を導入します。この機能は、生徒一人ひとりに対して内省を促し、新たな視点を得る手助けをします。これにより、探究学習がより深い学びに繋がることを目指します。
3. セルフアセスメント機能
生徒自身が「探究学習で成長している」と実感できるためのセルフアセスメント機能を新たに搭載します。「学びの態度」「自己効力感」「やる気」の三つの側面から評価できる設問を用意し、先生方は生徒の成長を定量的に把握することが可能になります。
進化するQareerの背景
Qareerは、過去24年度中に複数の機能改善を行いました。例えば、サポーターのフィードバックの閲覧画面を刷新し、どのデバイスからでも見やすくなるよう配慮しました。また、提出前のワークシートを開発し、生徒が探究学習について言語化するための事前練習の機会を設けています。
Qareerの利用を検討する学校へ
Qareerを導入したい学校は、公式サイトから資料請求を行うことができます。また、利用者の声を掲載したインタビューもぜひご覧ください。探究学習をより充実させるために、Qareerは今後も挑戦を続けていきます。
会社情報
株式会社クアリアは「学ぶと変われる」という理念を掲げ、探究学習を支援する事業を展開しています。2022年に設立された同社は、東京都渋谷区に本社を構えています。これから先も、多くの生徒に学ぶ喜びを提供するために、Qareerは進化を続けていくことでしょう。