ヒュンメルが平和を願うピースユニフォームを発表
デンマークのスポーツブランド、ヒュンメルが広島と長崎のU-15選抜チームのために特別なピースユニフォームを発表しました。このユニフォームは、毎年開催される「HiFA 平和祈念 2024 Balcom BMW PEACE MATCH」のためにデザインされており、両地域の平和の象徴を称える意義深いものであります。
ピースユニフォームのデザイン
2024年のピースユニフォームは、伝統的な折り鶴の幾何学模様を基に、胸元には「SHARE THE PEACE」というメッセージと共に、平和のシンボルであるハトが描かれています。明るいイメージを持つこのデザインは、見る人に希望と安心感を与えることを意図しています。また、広島代表のユニフォームには原爆ドームが前面に、長崎代表には平和祈念像が背面に描かれ、互いの地域のシンボルを背負う形となっています。
両チームのユニフォームは、平和都市・広島に設立された国連訓練調査研究所(ユニタール)のロゴを含んでおり、平和のメッセージ発信の重要性も兼ねています。このようなデザインは、スポーツを通じて平和の重要性を広める取り組みの一環として位置づけられています。
平和学習の重要性
ピースマッチに参加する選手たちは、試合に先立って平和学習を実施します。彼らは原爆ドームや広島平和記念資料館を訪れ、平和の大切さを学ぶ機会を得ます。広島市の松井一實市長も、「戦争をしない平和な世界を実現するために、スポーツは重要な役割を果たす」と述べ、平和教育の重要性を強調しています。
7月30日の記者会見の様子
広島県サッカー協会の宗政潤一郎会長は、記者会見で「子どもたちが恒久平和を願う場所で、サッカーを通じてそのメッセージを伝えていきたい」と語り、ピースマッチの意義を語りました。これにより、子どもたちが夢と希望を持って羽ばたくことができる環境作りを目指しています。
ピースマッチの開催日
「HiFA 平和祈念 2024 Balcom BMW PEACE MATCH」は、2024年8月7日にエディオンピースウイング広島で開催されます。このイベントでは、15:30から平和セレモニーが行われ、その後16:00から広島県選抜U-15対長崎県選抜U-15の対戦が行われる予定です。
ヒュンメルのブランド哲学
ヒュンメルは1923年に誕生し、スポーツを通じて世界を変えることをミッションとしています。革新的な技術を駆使して、常に新しいチャレンジを続けています。平和をテーマにしたピースシャツなど、ヒュンメルは今後も平和に関するプロジェクトを推進していくことを目指しています。
最後に
スポーツを通じて広がる平和のメッセージは、多くの人々にインスピレーションを与え、未来へ向けた希望を育むものです。ヒュンメルが手がけるピースユニフォームは、この重要な取り組みの一環として、平和の実現に向けた一歩となることでしょう。