江戸切子の寺子屋 日本橋で伝統を身近に
江戸切子とは、日本の伝統的なガラス工芸の一つで、精緻な模様が特徴。しかし、意外にもその発祥の地が日本橋であることはあまり知られていない。江戸切子が約170年ぶりに日本橋に戻ってきた今、ここで本格的に江戸切子を学ぶことができる「江戸切子の寺子屋 日本橋」が開講された。
日本橋での伝統への回帰
江戸切子の歴史は、加賀屋久兵衛が金剛砂でガラスに施した模様から始まったとされる。この工芸品は、東京オリンピックを前に外国人によく問われる題材ですが、実際には「高価で手が出しにくい」と感じる人も多い。「名前は知っているが身近にはない」江戸切子の魅力を広げるべく、この寺子屋は設立された。
教育プログラムの内容
「江戸切子の寺子屋 日本橋」は、江戸切子の技術や歴史、デザインについての講義から、実際にぐいのみを制作する体験まで多彩なプログラムが用意されている。特に、酒蔵とのコラボレーションによるセミナーもあり、日本の文化と共に江戸切子の深い魅力に触れられる機会が提供される。
初回講座の特別企画
記念すべき第一回目の講座では「江戸のお酒を江戸の器で飲み比べてみよう」というテーマで、小山酒造のお酒を様々なデザインの江戸切子で楽しむという内容が計画されている。これにより、お酒に合う江戸切子の選定を行い、参加者は江戸の文化を体感することができる。
アクセスと詳細情報
ただ魅力的な講座だけでなく、寺子屋では外国語の対応もしているため、訪れる外国人観光客にとっても参加しやすいプログラムとなっている。1講義から参加が可能なので、気軽に体験できる。さらに、7月23日から8月14日までは「冷たいお酒のための器展」も開催され、貴重な酒器の展示を見ながら講座を学ぶこともできる。
日本橋での江戸切子の魅力を再発見するこの機会、ぜひ参加して江戸切子の深い魅力を味わってほしい。詳細は公式サイトで確認を。
公式情報
住所: 東京都中央区日本橋本町3-6-5
電話: 03-6661-2781
担当: 熊倉
第一回目開催:
テーマ: 江戸のお酒を江戸の器で飲み比べてみよう
日時: 2016年7月23日(土)11時~12時 / 16時~17時
場所: 江戸切子の店 華硝 日本橋店
料金: 1,000円(税込み)
定員: 5名
オプション: ぐい呑みお持ち帰り(4,000円)