広島工業大学と安部友裕氏によるスポーツ動作解析プラットフォーム
広島工業大学(所在地:広島市佐伯区三宅)と、広島東洋カープの元選手、安部友裕氏が率いる株式会社HAKI proが、画期的な包括的連携協定を結びました。この協定は、スポーツ選手の動作やトレーニング効果をデータに基づいて解析し、競技力を向上させるとともにスポーツ傷害を予防する「スポーツ動作解析プラットフォーム」の構築を目指しています。
連携協定の背景について
成長期のスポーツ選手にとって、適切なトレーニングとその管理は極めて重要です。過度なトレーニングや休息不足は、特にこの時期においてスポーツ傷害を引き起こすリスクがあります。そのため、選手一人ひとりの特性に応じた指導が求められます。しかし、地域で行われるスポーツ活動では、十分な測定機器や分析環境が不足していることもあります。これを解決するために、デジタル技術の進化を活かし、選手の動作を定量的に評価する必要があります。この連携では、広島工業大学のデータサイエンスやAI技術と、安部氏のプロスポーツ経験を活かして、選手のトレーニング環境を改善するための前進を図ります。
スポーツ動作解析プラットフォームの構築
この新たなプラットフォームでは、まず野球選手を対象に動作データを取得・分析します。その後、得られたデータを元に選手自身による練習及び指導者による指導を支援する技術の開発を段階的に進めていく計画です。また、研究で明らかになった知見は、広島工業大学の数理・AI・データサイエンス教育にも還元され、次世代の育成にも寄与する見込みです。
今後の活動計画
初年度にはHAKI proが保有する測定機器を使用し、野球選手の動作データを獲得しつつ、安部氏の挑戦する球速140km/hを目指し、投球データの分析も行います。また、協力する広島工業大学の野球部とも試験的なデータ収集を行い、競技力の向上や傷害予防に向けた効果的な研究課題を探索する予定です。
中期的には、得られたデータを基に選手の動作分析やトレーニング方法の検討を進め、AIを用いた解析プラットフォームの構築を行います。将来的には、他競技への展開も視野に入れ、広島地域のアマチュアスポーツ選手や教育への貢献を果たすことを目指します。
協定締結式の詳細
この包括的連携協定の締結式は、2026年11月17日(火)に広島工業大学で行われ、学長の長坂康史氏や安部友裕氏自らが出席し、今後の活動について説明されます。式次第には、開会・挨拶、協定書への署名などが含まれ、参加者による記念撮影も実施される予定です。