新たな広告の形、3Dホログラムサイネージ『HYPERVSN』
近年、デジタルサイネージ市場ではさまざまな技術革新が見られます。その中でも特に注目されているのが、3Dホログラムサイネージ『HYPERVSN』です。この技術は、肉眼で立体映像を見ることができる最先端の映像表現方法を提供します。LED付きブレードが回転することで、特別なメガネやアプリなしで視覚的な体験を実現。これにより、店舗での販促活動や公共スペースでの用途など、幅広いシーンでの活用が期待されています。特に店頭では、来店客や通行人に強い印象を与え、心揺さぶる瞬間を生み出すことが可能です。
どのように活用されるのか
この『HYPERVSN』は、特に日本において3D映像表現がまだ浸透していないため、今後の展望が非常に明るいとされています。多くの小売店舗では通常のポスターやPOPなどの広告手法では効果を感じられず、販売促進に課題を抱えていますが、『HYPERVSN』ではその効果を実感できると各店舗様からも支持を得ています。
栃薮商事は、この『HYPERVSN』を利用した新しい広告ソリューションの開発に取り組んでいます。POSデータや位置情報データと連携させ、実際の購買行動や顧客動向を可視化。例えば、物販や飲食店に導入した場合、3Dコンテンツを通じて利益の向上を図ることが可能になります。
実証実験の成果
2021年6月、東京都中央区にあるひろしまブランドショップTAUとの協力により、『HYPERVSN』を用いた実証実験が行われました。ここでは、広告効果を測定し、店舗内の回遊促進を目指しました。TAUは広島県の物産を扱う店舗で、地下1階から3階までの構成を持ち、広島の特産品を広げる役割を担っている場所です。
実施期間は2021年6月1日から30日までで、入口正面に1台の3Dサイネージが設置されました。その結果、6つの商品のうち5つが平均188%上昇し、特に一部の商品は購入数が271%も増加しました。この数値は、視覚的なインパクトがダイレクトに購買へとつながった好例です。
また、2階へのレジ通過者数も126%の増加が見られ、サイネージの効果が実証されました。これにより、店舗内の回遊率を高め、より多くのお客様に2階の存在を認知してもらうことができたのです。
地方活性化の新たな手段
この実証実験から得られた知見は、地方経済の活性化に繋がる可能性を秘めています。3Dホログラムを使った新しいディスプレイ広告は、特に地方の特産品を発信しやすくし、来店したお客様に新しい発見や体験を提供できる手段となります。『HYPERVSN』は単なる広告手法ではなく、消費者との新たな接点を生み出す手段として注目されています。
今後、栃薮商事では『HYPERVSN』の販売促進提案および収益の柱となるメディア化の推進を続けていきます。この新たなテクノロジーを利用し、より多くの店舗での導入を実現したいと考えています。若い感度の高いお客様に向けて、先進的な訴求方法で特産品を広めるチャンスをぜひ活用してください。
会社情報
会社名: 栃薮商事株式会社
設立: 2020年8月
ウェブサイト:
https://tochiyabu.jp/
連絡先: 03-6822-7618
メール:
[email protected]