地域の空き家活用を促進する新たなマッチングアプリの誕生
一般社団法人LOCAL-HOODが、国土交通省の「令和6年度空き家対策モデル事業」に採択され、新しいマッチングアプリ『ieno-osagari』の運用を開始しました。このアプリは、空き家の所有者と移住を希望する人々を結び付け、増加する空き家問題を解決することを目指しています。
『ieno-osagari』とは?
『ieno-osagari』は、空き家のオーナーと新たに移住を希望する人々をマッチングさせるプラットフォームです。空き家の有効活用を支援し、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。
このアプリは2023年10月にプレリリースされ、使いやすさを考慮してLINEを通じて利用できるようになりました。現在、鹿児島県の西之表市、屋久島町、中種子町、南種子町などで運用がスタートしています。地域の自治体職員や住民と協力しながら、空き家の利活用を進めていきます。
『ieno-osagari』の特長
『ieno-osagari』には次のような特長があります:
- - 無料で利用可能:空き家の所有者も移住希望者も、登録や利用が無料で行えます。誰でも気軽に参加できる環境が整っています。
- - 双方向のマッチング:従来の空き家バンクとは異なり、所有者が移住希望者の情報にアクセスでき、アプローチが可能になります。これにより、より多くのマッチング機会が生まれます。
- - 地域に密着した運用:地域のニーズを反映させた運用が行われており、自治体職員や住民の協力によって、実際の地域声が反映されたサービスになっています。
- - 簡単操作:アプリはスマホやPCから簡単に使える設計になっており、特にLINEを通じての操作はスマートフォンに不慣れな方でも直感的に使えるよう工夫がされています。ユーザーインターフェースはシンプルで、誰でも使いやすく設計されています。
期待される効果
『ieno-osagari』の導入により、地域に眠る空き家の利活用が加速することが期待されています。使われていない家が再評価され、移住希望者が新しい生活をスタートしやすくなることで、地域の定住促進や人口増加にもつながるでしょう。
また、空き家の所有者にとっても、放置によるリスクを減少させることや、資産価値の向上に寄与する可能性があります。
今後の展開
今後は、さらなる地域の拡大や地域限定のニーズに合わせたカスタマイズが進められる予定です。これにより、より多くの空き家が有効活用され、地域の活性化をさらに進めていくでしょう。新機能の追加やアップデート情報は、随時お知らせされる予定です。
一般社団法人LOCAL-HOODの概要
- - 代表者:代表理事 湯目 由華
- - 所在地:鹿児島県熊毛郡中種子町野間5184-25
- - 設立:2021年2月
- - 事業内容:地域活性化やコミュニティ支援を目的とした活動を行い、地域づくり事業やチャレンジ拠点「YOKANA」の運営などを手掛けています。
- - URL:https://ieno-osagari.studio.site/
新たなプラットフォームがもたらす可能性に期待が寄せられ、地域の未来が明るく照らされることを願っています。