ヒルハウスのラバ・パートナーズ、三菱地所とインドの物流インフラで提携強化

ヒルハウスの物流インフラへの新たな投資



シンガポールを拠点とするヒルハウスの不動産プラットフォームであるラバ・パートナーズと、同じくポートフォリオ企業のロジキャップ・マネジメントが、新たな戦略パートナーシップを発表しました。この提携は、日本の不動産大手である三菱地所からの2回目のフォローオン投資を通じて、インドの産業・物流インフラへの関心を深めるものです。

インフラセクターの急成長



インドの物流とインフラセクターは、その若年層の人口構成や政策的支援、世界的な需要の高まりによって急成長しています。この市場における三菱地所の継続的な投資は、日本の投資家にとって新たなる成長機会を象徴しており、日本とインドの経済関係を一層深化させるでしょう。

パートナーシップの重要性



ロジキャップのファンド運用責任者であるプリヤンク・シャー氏は、「世界の資本がインドに注目する中で、当社は高品質で持続可能なインフラの開発に尽力します。」と述べ、三菱地所との連携の意義を強調しています。このパートナーシップは、両社の戦略的連携を強化し、インフラの課題に対する包括的なビジョンを実現することを狙いとしています。

新たな投資の内容



今回の投資対象は、インドのチェンナイ都市圏の重要な戦略ロケーションで展開される合弁事業です。具体的には、スリペルンブドゥールやマペッドゥなどの地域で、高品質の製造業テナントや多国籍企業向けのインフラを整備します。また、ロジキャップと三菱地所がデリー首都圏で保有する安定した満室率資産と合わせて、合計で約500万平方フィートの運用・開発資産を持つ計画が進行中です。

ESGに対する取り組み



ロジキャップが推進するプロジェクトは、環境、社会、企業統治(ESG)の原則を重視しており、LEEDゴールド基準の建物開発や再生可能エネルギーの導入を進めています。これにより、三菱地所のサステナビリティ目標にも一致し、持続可能な開発の実現に寄与します。

ヒルハウスとラバ・パートナーズの役割



ヒルハウスは約20年の経験をもつグローバルなオルタナティブ投資運用会社で、主にアジア太平洋地域の不動産市場に強みを持っています。その中で、ラバ・パートナーズは経済成長を支えるための優れたビジネスリーダーとともに、物理的なインフラの構築に努めています。自身のプラットフォームを活かして、インド市場への拡大を目指しているのです。

このように、ヒルハウスのラバ・パートナーズと三菱地所との新しい投資は、インドにおける物流インフラの発展に向けた重要なステップとなるでしょう。両社の高い専門性と共通のビジョンに基づき、今後の成長が期待されます。

会社情報

会社名
Logicap Management Pte.Ltd.
住所
Marina Bay Financial Centre 1, Level 11, 8 Marina Boulevard, Singapore 018981
電話番号

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