新作絵本『いらいら ばいばい』の魅力
コロナ禍でストレスを抱える日々にぴったりな一冊、インスタグラマーつむぱぱが手がけた感情マネジメント絵本『いらいら ばいばい』が、8月11日に発売されました。ストレスを軽減し、感情を管理するために必要なスキルを子どもへ伝えるこの絵本は、特に3歳からの未就学児に向けられています。
あらすじ
物語の主人公は「かいじゅうくん」。彼が住む世界では、誰もが怒りに満ち溢れています。その中でも特に目立つ存在が、一番強いかいじゅうの「フンガー」。フンガーは、街を壊したり、いじめたりと、やりたい放題の存在。そして、かいじゅうくんはそんなフンガーを見ているうちに、自分の心も不安定になり、ついにはフンガーのように怒ってしまいます。
しかし、かいじゅうくんはひとりの女の子と出会い、彼女から「魔法のメソッド」と「おこるときのルール」を教えてもらいます。このメソッドは、未就学児でも簡単に実践できる内容であり、感情に寄り添った子ども向けのメッセージを伝えています。
アンガーマネジメントとのつながり
本書は、1970年代にアメリカで生まれた心理教育「アンガーマネジメント」を基にしています。これは、怒りの感情をただ抑えるのではなく、適切に扱うことを目的としたもので、必要なときに適切に怒るスキルを身につけることを目指しています。
この絵本では、特に「魔法のメソッド」として5つの方法が紹介され、未就学児から大人まで、それぞれが日常生活で応用できるように工夫されています。作者のつむぱぱさんは、インスタグラムで66万人以上のフォロワーを誇る人気のインスタグラマーであり、過去にコミックエッセイも出版しています。
監修と著者について
著者であるつむぱぱは、4歳の娘と1歳の息子を育てる父親として、育児にまつわる様々なエピソードを心温まるイラストで表現しています。彼の描く絵は、多くの子育て世代に支持されており、今回の絵本もその延長線上にある作品です。また、監修を手がけた一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介氏も、怒りと上手く向き合うスキルを普及させる活動をしており、教育現場や企業で広く講演を行っています。
絵本の詳細情報
- - 書名: いらいら ばいばい
- - 著者: つむぱぱ
- - 監修: 一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
- - 発売日: 2020年8月11日
- - 定価: 本体1,000円+税
- - 版型: 180×180mm上製
- - ページ数: 31ページ
- - ISBN: 9784790272724
- - 出版元: 鈴木出版株式会社
子どもたちにとって、感情を理解しコントロールする力は重要です。『いらいら ばいばい』は、その第一歩を踏み出すための素敵な手助けとなるでしょう。