コロナ禍の結婚式を巡る厳しい現実
近年、新型コロナウイルスの影響により、様々なイベントが影響を受けています。特に結婚式は、多くの新郎新婦にとって一生の思い出となる重要なイベントですが、その実施に悩む声が増えています。そこで、2020年に行った調査をもとに、結婚式の延期や中止についての現状を探ります。
調査背景
この調査は、2020年の8月から10月にかけて行われ、結婚式を2020年の3月から8月に予定していた新郎新婦343組を対象に実施されました。調査を通じて明らかになったのは、92%にあたる新郎新婦が結婚式を延期または中止したという厳しい現実です。
延期と中止の決断
調査結果によると、結婚式を延期したと回答した新郎新婦は53.9%、中止したと回答したのは38.0%でした。新型コロナウイルスの影響で、特に高齢者や医療関係者が参列するケースが考えられるため、新郎新婦は慎重な判断を迫られたのです。さらに、再延期を検討している人は84.3%にのぼり、多くの新郎新婦が理想の結婚式をコロナ収束後に希望していることがわかりました。
経済的な影響
中止を選択した新郎新婦の65%がキャンセル費用を支払ったことも、お金の面での厳しさを示しています。平均的なキャンセル費用は677,813円で、中には200万円以上請求されたケースもありました。キャンセルの決断を下すこと自体がショックであった上に、経済的負担も大きくのしかかっています。
結婚式準備の心情
多くの新郎新婦が結婚式を延期または中止する中、その心情は複雑です。
- - 「周りから式はどうするのか聞かれるのが苦痛で、考えただけで涙が出ます。」
- - 「付き合って長いので、コロナで結婚を遅らせるのが悲しい。」
このように、式を挙げる日への思い入れを持つ新郎新婦が多いことが伝わります。
結論と今後の展望
調査からは、結婚式がもたらす楽しみだけでなく、コロナ禍での困難な判断を強いられた現実が浮き彫りになりました。結婚を諦める人もいる中で、コロナが収束した際には、多くの新郎新婦が理想の結婚式を挙げられる日を心待ちにしています。現在も続くこの状況ですが、結婚式が新郎新婦にとって特別な日であることを忘れないでいたいものです。
この調査の詳細や今後の結婚式準備に関する情報は、
アンシェウェディングブログで随時更新されていきますので、ぜひご覧ください。