火災から立ち上がるゲストハウス『Kizuna』の再建プロジェクトが始動！

火災から立ち上がるゲストハウス『Kizuna』の再建プロジェクト

京都府木津川市にあるゲストハウス「Kizuna」。この宿は、2024年11月に発生した火災によって大きな被害を受けました。運営を行うのは、オーナーのルーカス幸絵氏とその夫ケビン氏。命は無事だったものの、人々を結び付ける空間が失われたことは、彼らにとって大きな痛手でした。

しかし、彼らはここで立ち止まることなく、再出発を果たすための「Kizuna再建プロジェクト」に着手しています。このプロジェクトは、2025年7月11日から11月10日までクラウドファンディングを通じて支援を募り、目標金額は2000万円です。これにより、失われた場所を取り戻し、さらなる成長を遂げるための資金を求めています。

自然との調和と心のリラクゼーション

「Kizuna」は、豊かな自然に囲まれた環境に位置し、星空観賞や動物とのふれあい、さらには地元の食材を用いた収穫体験など、心身ともにリラックスできる時間を提供しています。幸絵氏は心理カウンセラーとしても活動しており、宿泊者との会話の中で、気持ちを受け止めることができる場を作り出しています。形式的な「相談」ではなく、自然な会話を通して、本音を語り合える安らぎの場が、多くの人々を引き寄せる魅力のひとつとなっているのです。

日本文化と国際交流の融合

「Kizuna」では、日本とイギリスの文化が交わる特別な体験が待っています。幸絵氏とケビン氏は、日本料理を一緒に作ることや、書道や折り紙、さらにはきものを着ての外出など、多彩なアクティビティを通じて国内外の宿泊者と交流しています。訪れる人々は日本の伝統的な文化を体験しながら、互いの文化について語り合うことができるのです。

古民家の再生と持続可能性の追求

再建プロジェクトでは、火災の際に残った古材を活用しつつ、新たな客室やトイレ、キッチンを整備する計画が進められています。また、和紙を用いた琉球畳の掘りごたつは、自然とつながる“アーシング”を体験できる新しいリビングの一部になります。地域に根ざし、農業や井戸の再生などを通じて、地域住民との共生を目指す“互助コミュニティ”を形成する努力も続けています。

応援リターンの魅力

プロジェクトへの支援者には、様々なリターンが用意されています。宿泊プランでは、夕食や朝食が付いたお土産付き宿泊券が19800円から提供されており、さらに特別な体験が詰まった開運スペシャルプランも登場しています。地元の産みたて卵や高品質のコーヒー、お茶の詰め合わせなど、Kizunaならではの魅力的な商品が用意されています。

プロジェクトの詳細

「Kizuna再建応援プロジェクト」は、Kizunaの公式サイトで支援を受け付けており、全ての手続きが簡単に行えるよう工夫されています。また、支援者へのリターンを最大化することを目指しています。

火災の影響を乗り越え、人々を結ぶ新たな空間を創造する「Kizuna」。心のどこかで支え合うコミュニティを目指して、多くの方々の応援を必要としています。