近年ハイブリッドワークが広まり、業務の複雑化や情報の重要性が増しています。そんな中で、三井不動産ビルマネジメント株式会社は、新たな社内DXツールとして株式会社Rondが提供する「parks」を導入しました。このツールは、グループを越えた「困った時に相談できる人」を見つけるためのものです。
特に、従業員の知識や専門性を可視化する「キューブ機能」が注目されます。従業員は自分の業務内容や専門知識を登録し、同僚に情報を送り合うことで、誰がどのようなスキルを持っているかを視覚的に把握できます。これにより、チーム内の連携が強化され、効率的な業務遂行が可能になります。
また、タイムライン機能により、登録された情報はリアルタイムに共有され、組織全体の動向を把握しやすくなるため、自然な情報共有が促進されます。結果として、コミュニケーションが活性化し、よりスムーズなコラボレーションが実現できると期待されています。
「parks」のAI検索機能は、必要な情報や専門知識を持つメンバーを迅速に見つけ出す力を持っています。故に、業務の効率化のみならず、問題解決のスピードも向上するでしょう。
実際に、三井不動産ビルマネジメントのビジネスソリューション事業推進本部の主事である大矢耀介様は、「メンバー同士がキューブを投げ合うことで相互理解が深まった」と語っています。このようにparksを活用することにより、社員間の新しいネットワークが築かれ、組織全体にポジティブな影響を与えているとのことです。
株式会社Rondの代表取締役である豊永悠馬氏は、「出会いから生まれる化学変化はエネルギーとロマンが宿っている」と述べ、parksの開発に込めた思いを表現しています。彼は、社内での偶然の出会いを意図的に作り出し、個人や企業、さらには社会の課題を迅速に解決できる仕組みを創出したいと考えています。
三井不動産ビルマネジメントは、今後もparksを通じ、社内に多くのナレッジを蓄積し、どんなテーマでも迅速に相談できる環境を整えていく方針です。こうした取り組みが、助け合いや共創の文化を組織に浸透させ、更なる業務の効率化へと繋がることが期待されます。