デジタル時代のデータ戦略を探るセミナー
2024年9月9日に東京で、「欧州発データスペースと日本のデータ戦略」に関するセミナーが開催されます。このイベントでは、東京国際大学データサイエンス研究所の特任准教授、小宮昌人氏が講師を務め、企業のデータ戦略について深く掘り下げます。
セミナーの背景と目的
企業がデータを活用する方法は、企業内部だけにとどまらなくなってきました。今や、「企業内クローズ」の戦略から「企業横断共有」によるイノベーションの追求へと大きく変化しています。特に、欧州ではGAIA-XやCatena-X、Manufacturing-Xといったデータスペースの議論が進んでおり、日本でもウラノスエコシステムがその流れを受けています。
このセミナーは、こうした新しいデータ戦略の動向を知り、自社の戦略に取り入れるための重要な機会となるでしょう。講義では、デジタル製品パスポート(DPP)やインダストリー5.0など、データ共有が求められる理由についても触れられます。
講義内容のポイント
1.
データスペースの拡がる背景: インダストリー5.0やDPPといった概念がどのようにデータスペースに影響しているのかを解説します。
2.
データ共有とユースケース: データ共有が新たに生み出すビジネスチャンスについての具体的なケーススタディを紹介します。
3.
欧州の取り組み動向: GAIA-X、Catena-X、Manufacturing-Xといった取り組みに関する詳細な解説を行います。
4.
日本のウラノスエコシステム: 日本企業がどのようにデータスペースを推進しているのかについて考察します。
5.
新興国の動向: 新興国におけるデータスペースの発展状況についても触れます。
6.
生成AIや産業メタバースとの関係: データ共有が生成AIや産業メタバースにどう影響を与えるかを分析します。
7.
デジタル地政学の視点: 欧州のデータスペースと米国の政治情勢の関係を見据えつつ、日本に求められる戦略について議論します。
8.
企業の戦略とサプライチェーン: 今後のデータスペース時代に必要な企業戦略を提案します。
参加形式は、会場受講だけでなく、Zoomを使ったライブ配信や、アーカイブ配信も行われるため、都合に合わせた受講が可能です。
参考情報
このセミナーは、株式会社d-strategy,incおよび株式会社Third Ecosystem,incの代表である小宮昌人氏によって進められ、30年以上の経験を持つ新社会システム総合研究所によって主催されています。詳細や参加申し込みについては、
こちらのリンクをご覧ください。
この機会に、データ戦略の未来を一緒に考えてみませんか。新たなビジネス可能性を見出すための情報がここにあります。