ロロ・ピアーナ、UNCCD COP17参加でモンゴルの環境保護を支援
ロロ・ピアーナは、モンゴルのウランバートルで開催中のUNCCD(国連砂漠化対処条約)COP17に参加しています。この会議は砂漠化や土地劣化、干ばつといった深刻な問題への対応策を考える国際的なプラットフォームとして位置付けられており、8月17日から28日まで開催されます。ロロ・ピアーナはこの機会を通じて、乾燥地に住む人々の生活や生態系保護の重要性に光を当てることを目指しています。
Resilient Threadsプロジェクト
特に注目すべきは、LVMHグループの一員としてロロ・ピアーナが発表した『Resilient Threads(レジリエント・スレッド)』というプロジェクトです。このプログラムは、モンゴルのスフバートル区における脆弱な環境へのレジリエンス強化を目的としており、地域の生物多様性やカシミヤ生態系を支える取り組みです。
ワンヘルスアプローチ
気候変動や異常気象による影響が深刻な本地域においては、「ワンヘルス」アプローチを採用しています。このアプローチでは、人、動物、環境の健康を相互に関連づけ、包括的な視点で問題を解決しようとしています。初年度は、草原やカシミヤ生産に関連する生態系の強化を図るための活動が展開されました。
人々への健康サービスと動物の医療が結びついた『ワンヘルス・ネットワーク』が設立され、さまざまな専門家がワンヘルスアプローチを学ぶ研修を受けました。さらに、移動式ワンヘルスハブを通じて、牧畜民たちへの直接的な支援も行われました。
生物多様性保護のためのセンター
スフバートル区には新たに『ムンクハーン生物多様性センター』が設立され、生物多様性や放牧地の保全に向けた取り組みの拠点となっています。このセンターでは、種子販売や伝統的知識の普及を通じた市場インセンティブの提供、生物多様性の実践デモンストレーションが予定されています。
ゾドの影響とヤギの保全
特に目を引くのは、冬季の厳しい寒波『ゾド』に対処するための評価も行われ、遊牧民の生活を支えることが求められています。バヤンデルゲル・レッド・ゴートという貴重なヤギの品種は、ゾドの影響で存続が危ぶまれていますが、その保全に向けた繁殖計画が進行中です。この取り組みにより、遊牧民たちのレジリエンスの向上と、収入源の安定化を目指しています。
ロロ・ピアーナの持続可能な未来
ロロ・ピアーナは、このようなプロジェクトを通じて、地域社会と協力しながら持続可能なビジネスモデルを採用しています。彼らは、高品質なカシミヤを調達するだけでなく、その生産環境を守るための活動にも注力しています。これにより、モンゴルの自然や文化を次世代に引き継いでいく姿勢を示しています。ロロ・ピアーナの取り組みは、地域だけでなく、国際社会においても重要なメッセージとなりそうです。