ゼットスケーラー、東京で未来のセキュリティを紹介
2025年9月19日、米国カリフォルニア州に本社を持つゼットスケーラー株式会社は、東京で「Zenith Live ’25 Tokyo」を開催しました。このイベントは、ゼットスケーラーが毎年行っているもので、今年は参加者数が前年よりも大幅に増加し、約1,400名が集まりました。セキュリティ業界における最新のトレンドや技術を知る貴重な機会となったこのイベントについてお伝えします。
基調講演の内容
基調講演では、「AI時代を生き抜く力を。Zero Trust + AIで新たな未来へ」というテーマが掲げられました。講演者は、AIと従来のセキュリティの融合を強調し、特に生成AIやエージェント型AIの普及がもたらすデータ漏洩のリスクに警鐘を鳴らしました。ゼットスケーラーは、420万件以上のAI関連のデータ漏洩を阻止した実績があるといい、日本国内でのAI利用率がうなぎ登りである中、リスク管理の重要性が再認識される場となりました。
実際、日本は世界でも5位のAI利用率を誇りますが、ChatGPTやCopilotなどから情報が漏洩する事例も散見されているため、正しい安全対策が急務とされています。ゼットスケーラーは「保護・シンプル化・変革」を軸に据え、ゼロトラストとAIを活用した新たなセキュリティモデルの重要性を訴えました。
セキュリティのコストとリスク
ゼットスケーラーのゼロトラストとAI融合のプラットフォームは、企業のコスト削減やリスク軽減、ビジネスの俊敏性向上にも寄与することが説明されました。例えば、2万ユーザー規模の企業では、導入後3年間で約2,950万ドルのコスト削減効果が期待できるとのことです。
午後のセッションでは、専門家によるテクニカルセッションや実務者にとって即効性のあるプログラムが行われました。運用の失敗や成功事例が紹介され、特にAIを活用したSOC業務の自動化について多くの関心が集まっていました。
ゼットスケーラーパートナーアワード
また、ゼットスケーラーは「ゼットスケーラーパートナーアワード」も発表しました。これはゼットスケーラーのゼロトラストセキュリティプラットフォームの拡大に寄与したパートナー企業を表彰するもので、顧客のデジタル変革やセキュリティ強化に貢献した企業が対象になります。これにより、強固なパートナーシップを構築し、革新的なソリューションを提供し続けることが可能になります。
詳細については、ゼットスケーラーの公式サイトで確認できます。
最後に
「Zenith Live ’25 Tokyo」は、AAとセキュリティの未来に向けた重要な施策を学び、共有する貴重な場となりました。今後もこのようなイベントを通じて、企業や専門家が進化を続けるセキュリティの世界について情報を共有し、共に成長していくことが求められます。今後の展開にもぜひ期待したいところです。