ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ、横浜に新社屋竣工!生産能力5倍増で事業拡大へ
神奈川県横浜市に拠点を置く、ミナトホールディングスグループのミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社(MAT)が、11月18日、新社屋を竣工しました。新社屋は、MATの主力事業である半導体デバイスへのプログラム書込みサービス(ROM書込みサービス)の能力増強を目的として建設されました。
従来比5倍の作業スペースと最新設備
新社屋の最大の特徴は、ROM書込みサービスの作業スペースが旧社屋の約5倍に拡大されたことです。これにより、作業効率の大幅な向上が期待できます。さらに、新型自動プログラミングシステム(オートハンドラ)を導入することで、ROM書込み能力は従来の約3.6倍に向上しました。
新社屋には、今後の事業拡大を見据え、設備の追加導入が可能なスペースも確保されています。市場の需要拡大への対応力強化が図られています。
国内トップシェアのデバイスプログラマと拡大するROM書込みサービス
MATは、半導体デバイスにプログラムを書込む装置であるデバイスプログラマの開発・製造において国内トップシェアを誇ります。主な顧客は電機メーカーや車載装置メーカーです。
近年、自社開発のデバイスプログラマを搭載したオートハンドラを使用したROM書込みサービスの需要が、国内大手メーカーを中心に拡大しています。新社屋の増強によって、この需要に十分に対応できる体制が整いました。
省エネルギー化への取り組み
MATは、環境問題への配慮も欠かしません。新社屋では、受電設備内の変圧器や空調設備に省エネルギータイプを採用。さらに、稼働時の消費電力を削減できる新型オートハンドラを採用するなど、省エネルギー化に積極的に取り組んでいます。
未来への展望
ミナトホールディングスは、今後もグループ各社の技術力を結集し、社会に貢献できる製品・サービスの提供を目指しています。MATの新社屋竣工は、その取り組みの大きな一歩と言えるでしょう。 今回の増強によって、MATは更なる事業拡大、ひいては日本の半導体産業の発展に貢献することが期待されます。
MAT本社新社屋の概要
名称: ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社 本社
所在地: 神奈川県横浜市都筑区南山田町4105番地
敷地面積: 2,936.69㎡
延床面積: 2,912.15㎡
階数: 地上2階
竣工日: 2024年11月18日