Pendoが日本進出を発表、新たなデジタルエクスペリエンスの提供を目指す

Pendoが日本市場に本格参入

Pendoがこの度、日本支社の設立を発表しました。2013年に設立されて以来、デジタルプロダクトチームに向けてさまざまなツールや教育環境を提供してきたPendoは、これから日本企業に対しても価値あるデジタルエクスペリエンスを実現していきます。

主にデジタルソフトウェアやサービスを提供する企業、あるいは自社の従業員向けにソフトウェアを導入しようとしている企業に向けて、プロダクト分析やアプリ内ガイダンスを用いることで、ユーザーのオンボーディングや教育、サポートを効率的に自動化できるソリューションを展開します。これにより、ユーザーの感情を測定し、企業が新しいプロダクトや機能を迅速にリリースできるようにサポートします。

高山清光氏が代表に就任

日本支社の代表には、高山清光氏が就任しました。彼はこれまでBox Japanでのセールス担当上席執行役員を務めた経歴を持ち、AdobeやCloudera、Boxといった国際的な企業の日本市場での事業拡大を支援してきました。23年以上にわたるエンタープライズソフトウェアの経験を活かし、今後2年間以内に営業やマーケティング、カスタマーサクセス、テクニカルサポートを含む20名以上のチームを構築していく予定です。

高山氏は「日本のIT市場は変化の真最中にあり、デジタル化が急速に進んでいます。企業がソフトウェアツールを効果的に活用できる環境を整え、プロダクトの定着率を高めるための支援ができることを期待しています」と述べています。

日本のデジタルエコシステムへの支援

Pendoは日本市場で、プロダクト主導の戦略を採用する企業向けに、スポンサーイベントや教育コンテンツを提供していきます。最近行ったプロダクトリーダーシップに関する調査では、日本のIT/ソフトウェア企業の51%、従来型企業の43%がプロダクト主導の組織として機能していることが明らかになりました。プロダクトリーダーシップが顧客体験を向上させる手段として重要であるとの認識が広がっています。

一方で、デジタルトランスフォーメーションの取り組みに対して自己評価する日本の回答者はわずか25%に留まっているのが現状です。Pendoはこの課題を解決し、日本企業のDX推進を助けるために、プロダクトリーダーシップへの投資を提言しています。

デジタルイノベーションの重要性

Pendoの最高経営責任者（CEO）、トッド・オルソン氏は「今こそ、日本社会がデジタル化する好機です。プロダクトチームはこの変革の中で重要な役割を果たすことが期待されており、そのための支援が必要です」と述べています。

日本の企業にとって、デジタル化は不可避の流れであり、Pendoはその支援を行うことで、企業が新たなビジネスモデルと顧客接点を構築するのを助けます。現在、コロナ禍の影響を受けて多くの企業がリモートワークの導入を進め、SaaSツールの需要が高まっています。