Jackeryが瓦型太陽光パネルでTIME誌の革新賞を受賞

近年、再生可能エネルギーへの関心が高まる中、ポータブル電源やソーラーパネルを展開するJackery（ジャクリ）が、特筆すべき新製品を発表しました。それが、世界初の瓦型太陽光パネル「Jackery SolarSaga Barrel Tile」です。この画期的な製品は、米国の有名雑誌『TIME』の「Best Inventions of 2025」に選ばれ、その革新性とデザイン性が評価されました。

Jackery Japanの代表、株式会社Jackery Japanの高橋勝利氏は、「Jackery SolarSaga Barrel Tile」は、太陽光発電の機能と美しい屋根のデザインを融合させることにより、住宅や歴史的建物に適したソリューションであると説明しています。特に、平面型の太陽光パネルが持つ外観上の課題を打破し、屋根に調和する形で設置できるというのが、この製品の特徴です。

斬新なデザインと高い性能

Jackery SolarSaga Barrel Tileは、曲面結晶シリコンを使用しており、従来の太陽光パネルと比較して、美観を損なうことなく、効率的な発電が可能です。また、波形デザインによって通気性と放熱性を向上させることで、設置の簡易さや住宅への適応性も格段に向上しています。具体的には、5mmの強化ガラスとアルミ合金を用い、耐火性、雹耐性、雨水保護機能を備えることにより、厳しい自然環境にも対応できます。さらに、マイナス40℃から85℃という広範囲な温度に耐え、最長25年の保証が付いているため、長期間にわたって安心して使用できるでしょう。

急速に進化する太陽光発電

日本では、2025年から新築住宅への太陽光パネル設置が義務化される動きが進んでおり、この背景には、住宅や施設への再生可能エネルギーの導入が急速に進む時代があると言えます。特に東京都での義務化は、今後の市場動向に大きな影響を与えることでしょう。このような改革の時代に、Jackeryのような革新企業が登場することは、業界全体にとっても大きな意義があります。

TIME誌の革新賞とは

TIME誌の「Best Inventions Award」は、毎年発表される特集で、革新的な商品やサービスが紹介される場です。この特集には、独自の評価基準に基づいて選ばれた製品が掲載されるため、その名に恥じない革新性が求められます。2025年は過去最多の300件の発明が選出されたとのことですから、その競争率も非常に高いと言えるでしょう。

Jackeryについて

Jackeryは、2012年にアメリカ・カリフォルニアで設立され、「グリーンエネルギーをあらゆる人に、あらゆる場所で提供する」というビジョンのもと、ポータブル電源やソーラーパネルの開発に注力しています。特に、2016年には初のアウトドア用ポータブル電源を市場に投入し、その後も革新を重ねてきました。今後も、Jackeryは、アウトドア愛好家や冒険者が利用できる持続可能なエネルギーを提供し続けるとともに、この環境意識の高まりに応じてさらなる技術革新を推進していくことでしょう。