看護必要度を高める！2026年度診療報酬改定を見据えたオンライン研修

看護必要度を高めるオンライン研修

「看護必要度ステップアップ研修」の申込みが開始されました。これは、2026年度の診療報酬改定に対応するためのオンライン研修です。この研修は、看護の質を向上させ、現場の課題解決に貢献することを目的としています。

主催するのは、医療事業者向けに教育コンテンツを提供するヴェクソンインターナショナル株式会社。東京都千代田区を拠点とするこの企業は、健康管理のために必要なデジタルツールを考案し、多くの医療機関でそのサービスは導入されています。特に看護に特化した研修内容は専門的で実践的です。

研修の意義と背景

看護数の評価基準である「重症度、医療・看護必要度」は、日本国内で唯一のデータであり、看護の質を証明する重要な要素です。しかし、看護必要度が記録のためにのみ使用されている場合、効果的な人員配置や働きやすい環境の構築には繋がりにくい現状があります。そのため、研修を通じてデータの真の価値を理解することが求められています。

日本社会は少子高齢化が進行し、医療従事者の不足が深刻な問題となっています。これに伴い、2026年度の診療報酬改定では病院が地域社会においてどのような役割を果たすのか、データを用いてその機能を証明することが求められています。特に内科系で高い重症患者への評価見直しや医療DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進が重要なテーマとなります。

研修の内容

この研修では、参加者はデータを戦略に活かし、看護業務の質を向上させるための実践的な知識を得ることができます。2026年2月10日から開始されるこのオンラインセミナーでは、以下のプログラムが予定されています：
1. 2026年度診療報酬改定の動向についての講義
2. 「重症度、医療・看護必要度」のデータを使った機能評価の基盤
3. データによる適正な人員配置
4. 病棟間のリソース配分の効率化
5. 連携を円滑にする方法

埼玉県立大学大学院の教授らが講師を務め、参加者は最新の知識を吸収できます。受講料は、会員7,700円（税込）、一般8,800円（税込）で、日本臨床看護マネジメント学会の会員資格が必要です。