心疾患児を支える新たな取り組み
千葉県千葉市に拠点を置くNPO法人ハートキッズ・ジャパンは、在宅療養中の心疾患の子どもたちを支援するためのプロジェクトを進めています。この活動の目玉は、パルスオキシメーターを無償で貸与するプログラムであり、2026年2月25日よりクラウドファンディングを通じて寄付を募集しています。
プロジェクト背景と目的
先天性心疾患は約100人に1人の割合で見られる小児疾患であり、医療技術の進歩で多くの命が救われる一方、退院後の生活においては十分な支援がありません。重症患者の家族は、在宅での注意点が多く、特に酸素飽和度の測定が重要です。しかし、乳幼児用のパルスオキシメーターは入手困難で高額であり、家族が購入できない状況が課題となっています。
シニアニーズの実態
プロジェクト開始から1年で157件の貸出が実績として上がり、この取り組みの必要性が浮き彫りになっています。利用者のほとんどが0歳児であり、退院後すぐのサポートが求められています。特に先天性心疾患を抱える子どもからのニーズが多いことが確認されました。
参加者の声
このプロジェクトを利用した家族からは、「手元にあるだけで安心できた」といった声が寄せられています。例えば、「パルスオキシメーターで救急に行く判断がついた」と述べた保護者の方もいます。このように、パルスオキシメーターは“もう一つの目”として機能し、子どもの健康を見守る重要な役割を果たしています。
社会全体での支援の必要性
代表理事の杉本晃一氏は、オーストラリアやカナダで見た「社会で支える医療」を日本にも導入したいと考えています。本プロジェクトは、子どもたちとその家族が地域社会で安心して生活できる基盤を作ることを目指しています。
プロジェクトの進捗と求むさらなる支援
2月末から始まったこのプロジェクトでは、すでに10名以上からの寄付があり支援の輪が広がりを見せています。目標は、月に20台から30台の貸出を倍増させること。家族に必要な機器を届けるためには、さらなる寄付が必要です。約3万円の支援で1家庭に安心を届けることができるとされています。
まとめ
このプロジェクトは、医療制度の隙間を埋める重要な取り組みです。ハートキッズ・ジャパンは、心疾患を持つ子どもや家族を支援することを使命としており、多くの人々の協力のもとに、この活動を継続していきたいと考えています。寄付は「公益財団法人ちばのWA地域づくり基金」を通じて行われ、税制上の優遇措置も受けられます。詳細は
こちらから確認できます。