桐蔭横浜大学と日本車いすバスケットボール連盟の新たな連携
2023年7月2日、桐蔭横浜大学は一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟と包括的な連携協定を締結しました。この取り組みは、両者の強みを最大限に活かし、多様な事業や教育活動、地域への貢献を通じて、社会問題の解決や新しい価値の創造を目指すものです。
協定の目的について
今回の協定では、以下のような点に重点を置いています。まず、スポーツの普及を促すとともに、障がいに対する社会の理解を深めることに努めます。また、教育や人材育成に関する取り組み、専門的な人材の交流、地域社会への貢献活動にも力を入れていきます。このように、多岐にわたる分野で共同の活動を進めていくことが目標です。
桐蔭横浜大学の学長の思い
桐蔭横浜大学の森朋子学長は、これまで日本車いすバスケットボール連盟との関係があったことを踏まえ、この連携協定の意義を強調しました。彼女は「障がい者スポーツに貢献するだけでなく、多様性や包摂性を私たちの根底に据えて、各自の立場で努力を重ねていくことが重要」と語っています。これにより、支え合いと理解が深まる社会を築くための人材育成が必要であるとしています。このような観点から「インクルーシブ教育」は、大がかりな教育改革の一環として捉えられています。
日本車いすバスケットボール連盟の会長の視点
一方、一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟の田中晃会長も、桐蔭横浜大学とのこれまでの強い結びつきを挙げ、反響を示しています。古澤拓也選手や渡辺将斗選手といった日本代表選手の輩出を通じ、さまざまな面での実践的な協力が行われてきました。今後は、アスリートのセカンドキャリアの支援や教育の現場を通じたインクルーシブ社会の実現など、より一層の多面的な連携を進めていく考えです。
まとめ
桐蔭横浜大学の新たな取り組みは、障がい者スポーツの普及にとどまらず、教育や地域貢献へも広がりつつあります。この連携が、より多くの人々に影響を与え、社会全体の理解と支援の輪を広げることを期待しています。今後、この協定がどのように具現化していくのか、注目が集まることは間違いありません。