野村不動産ホールディングスの新たな環境への挑戦
野村不動産ホールディングス株式会社(以下、当社)は、2024年に「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の提言に基づく新しい情報開示の実施を発表しました。この取り組みは、企業や金融機関が自然資本に与える影響を可視化し、生物多様性への配慮を促進することを目的としています。
TNFDの背景と意義
TNFDは2019年のダボス会議での提言を受けて設立された国際的な組織で、持続可能な未来に向けた企業の役割を強化するために誕生しました。企業が自然環境に与える影響を開示することで、持続可能な投資を支援し、社会全体での環境保護の意識を高めることを目指しています。これにより、生物多様性の保全へ向けた意識が高まることが期待されています。
当社は、TNFDの理念に賛同し、2022年7月にはフォーラムにも参加、2024年には正式にアダプター登録を行う計画です。これにより、企業活動を通じて生物多様性と自然資本に関する取り組みを一層強化していきます。
自然資本への依存と影響の可視化
当社は今回の開示を通じて、事業活動による自然環境や生物多様性への影響を明確に示すことを目指しています。この情報開示は、当社の事業戦略において生物多様性の観点を組み込むことに寄与し、持続可能な発展への道筋を示すものです。
また、開示の内容は今後も拡充し、生物多様性の保全や再生に向けた具体的な施策を盛り込んでいく方針です。これにより、企業の透明性が向上し、ステークホルダーとの信頼関係を築くことができると考えています。
特色ある取り組みの紹介
当社は以下のような具体的な取り組みを通じて、生物多様性の保全に寄与しています。
- - 『野村不動産グループ生物多様性方針』: 当社グループとして生物多様性を尊重し、保全に努める方針を制定しています。詳細はこちら
- - 『森を、つなぐ』東京プロジェクト: 都市部における生物多様性の再生を目指し、地域の森を結ぶ取り組みを実施しています。詳しくはここをクリック
未来に向けたビジョン
野村不動産ホールディングスは、持続可能な社会の実現に向け、今後も自然環境や生物多様性の保護に積極的に取り組んでいきます。TNFDの理念に基づく情報開示を通じて、企業としての社会的責任を果たすとともに、具体的な活動を通じて広く社会への貢献を目指していきます。持続可能な未来を築くために、引き続き挑戦を続けていきます。