多文化のガラス芸術を探る　‘See through’展の魅力を紹介

多文化が織りなすガラスの芸術

2025年9月5日から9月22日まで、渋谷のTABAYA United Arrows 1F Galleryでエキサイティングなガラス作品展‘See through’が開催されます。GALLERY ESCAPERSのキュレーションによる本展では、異なる文化や視点を持つ四人の作家が手がけたユニークなガラス作品が展示されます。特に注目すべきは、イタリアとフランスで活躍するLætitia Jacquetton、新田佳子、copo e euの松原幸子、そしてMay Masutaniの作品です。

作家紹介

- Lætitia Jacquettonはブルゴーニュ地方出身で、フランスとイタリアを拠点に活躍しています。彼女の作品は、吹きガラスと石を組み合わせた美しいフラワーベースが特徴で、アートディレクターとしてのキャリアも持ち合わせています。特に本展のために制作された新作も見逃せません。

- 新田佳子は繊細な砂模様で知られ、自然との共存をテーマに吹きガラスをサンドブラスト技法で表現しています。大阪出身で、東京を拠点に活動する中、独自の美意識を反映したオブジェや料理器具を作り出しています。彼女の作品は、自然との調和を見事に具現化しています。

- 松原幸子はクラフトにおいて“copo e eu”というブランド名で知られています。ガラスと異素材の組み合わせによる新しい作品を通じて、個々の価値観や美を追求しています。彼女の最新作も展覧会で楽しむことができます。

- May Masutaniはシンガポール生まれで、富山を拠点に活動。ガラス技法を駆使した繊細な構造体が特徴で、国内外で多くの展示を重ねています。彼女の代表作Gatherシリーズは、繊細な仕事が感じられる貴重な体験です。

展示の見どころ

本展では、作家たちの独特な技法と視点が交差した多様な作品が一堂に集います。それぞれの作品は、ガラスという透明な素材を通じて、私たちの感情や風景、記憶までを映し出します。また、会期中のカフェバーでは、展覧会を記念した特別なドリンクも用意されており、購入者にはドリンクチケットがプレゼントされるという嬉しい特典もあります。作品とのコラボレーションを楽しむ特別なひとときを体験してみてください。

この展覧会は、アートとクラフトの新しい価値を提案し、国内外で活躍する才能ある作家たちの魅力を再発見できる貴重な機会です。ぜひご覧ください。