子どもたちに贈る、新しい絵本シリーズ
子どもたちが「夢はどうしてかなわないの?」や「命はどうしてたいせつなの?」と尋ねてきた時、親としてどのように答えるのか、親たちの胸には悩みが広がります。これらの質問に寄り添う形で、新たな絵本シリーズ『こころのえ?ほん』が登場しました。このシリーズは、子どもたちの心を育むために企画され、心の教育という重要なテーマに焦点を当てています。
新しいシリーズの特長
本シリーズの第1期として、2冊の作品が9月4日に発売されます。それぞれ次の2点です:
作:大野正人、絵:中川学
この絵本では、夢を追うことの大切さを子どもたちに伝え、「悪魔」と戦うことで夢がかなうというメッセージが込められています。
作:大野正人、絵:ハラアツシ
命の重要性について、子どもたちの「こころ」が「いのち」で作られていることをやさしい言葉で表現しています。
この2冊は、児童教育書籍出版40年の経験を持つ高橋書店が手がけ、大野正人さんが中心となって企画を進めました。彼の代表作である『楽しく学べるシリーズ』は累計150万部以上の販売を記録し、本シリーズでもそのエッセンスが生かされていることが期待されています。
子どもたちが向き合う「心の壁」
本書の最大の特徴は、子どもたちが直面する「心の壁」をどのように克服するかをテーマにしている点です。現代の子どもたちは、さまざまな情報や価値観に触れ、時には混乱し、自己肯定感を失うことがあります。そこで、この絵本シリーズを通じて「本質」を学ぶことができれば、彼らは自分の力で問題を考え、解決できる力を育んでいくでしょう。
出版の監修には東京未来大学こども心理学部の出口保行教授が加わっています。メディアでも活躍する出口教授は、子ども心理学の第一人者として、内容に深い知見をもたらしています。
優れたイラストと構成
絵本のビジュアルには、現代で多くの支持を受けているアーティストを起用しました。『夢はどうしてかなわないの?』のイラストは中川学さんが担当し、その絵はウルグアイの元大統領ムヒカ氏の伝説的なスピーチを基にした作品で知られています。一方、『命はどうしてたいせつなの?』ではハラアツシさんが描き出しており、いずれも子どもたちの心を引きつける魅力あふれる作品です。
絵本の重要性
この絵本は、64ページというボリューム感もあり、閲覧に適したサイズさながら、しっかりとした内容で構成されています。親子で一緒に楽しめる内容が詰まっており、家族の絆を深める機会を提供します。
今後、シリーズ第2期も予定されており、次は「お金があればしあわせなの?」と「恋ってなに?」の二冊が登場します。どの巻も本体価格は1600円(税別)です。
子どもたちがこの絵本に触れることで、彼らの心が豊かになり、未来に向かって希望に満ちた成長を遂げることを願っています。