新しい未来をデザインするシンゾーンの取り組み
株式会社シンゾーンは、女子少年院「愛光女子学園」と協力し、少女たちの更生を支援する「Woman’s Fashion Education」という新しい教育プログラムを発表しました。これは、女性に対する暴力や権利についての意識向上を目的としたプロジェクトの第一歩です。
このプログラムでは、愛光女子学園の職業指導の授業で制作されたレース編みを用いて、特別な商品を制作することになりました。シンゾーンの理念である「デニムに合う上質なカジュアル」に基づき、園生と社員が協力して商品の開発を行います。まずは、シンゾーンのものづくりに関する講話が行われ、その後、アイデアを出し合うワークショップを実施します。最終的には、シンゾーンのディレクター兼デザイナーである染谷由希子がビジョンをまとめ、キッズベースボールキャップやベビースタイ、そして一点物のオートクチュールドレスが誕生します。
これらのアイテムは、2025年3月8日の国際女性デーより、Shinzone表参道本店にて限定発売されます。手に入れることができるのは、売切れ次第終了という特別な機会です。
特筆すべきは、愛光女子学園の園生たちが手掛けた「CROCHET LACE DRESS “FOR GIRL”」。このドレスは、68枚のクロッシエ・レースのモチーフを使用し、身頃には繊細な小花モチーフ、スカート部分には大小さまざまな形のレースを繋いで、ボリューミィなシルエットを実現。まさに世界に一つだけの特別なアイテムです。
また、子供用キャップ「LOVE KIDS BASEBALL CAP」も注目です。こちらは、園生たちが制作した手描きの「LOVE」ロゴを刺繍したキャップで、温かみが感じられ、小さなレースが可愛らしさを引き立てます。色展開もレッドとデニムの2種類あり、可愛いデザインが魅力的です。
さらに、ベビー用スタイ「LOVE BABY BIB」は、赤ちゃんにぴったりなアイテム。これもまた、園生たちが制作した小花モチーフが施されており、愛情が詰まったアイテムです。
シンゾーンは、このプログラムを通じて愛光女子学園の生徒たちの未来を支え、社会復帰を応援するための活動を今後も続ける考えです。その一環として、3月29日にはShinzone表参道本店でイランの少女更生施設を題材にした映画「少女は夜明けに夢を見る」の上映が予定されています。この映画は、ドキュメンタリー作家メヘルダード・オスコイ監督による作品で、第66回ベルリン国際映画祭での受賞歴もあり、多くの人々に感動を与えています。
詳しい情報は、Shinzone表参道本店のInstagramにてお知らせされます。これらの取り組みを通じて、ファッション業界と社会的支援の架け橋を築くシンゾーン。その情熱に、今後も注目が集まっています。
Shinzone 概要
シンゾーンは、2001年に設立されたレディースのセレクトショップで、「デニムに合う上質なカジュアル」をテーマとしています。ファッションを通じて、社会的養護下にある子どもたちのサポートを行う公益社団法人いちご言祝ぎの杜の運営も行っています。