国立文楽劇場で迎える特別な舞台
国立文楽劇場は、令和6年10月12日に開場40周年を記念して「東西名流舞踊鑑賞会」を開催します。この特別な公演では、上方舞各流派の競演を主なテーマに、多彩な舞踊作品が上演されます。多くの観客が集う中、豪華な顔ぶれが揃った当代最高峰の舞踊公演をお楽しみに。
演目の魅力を探る
第1部
1.
清元四季三葉草(しきさんばそう)
季節の草木をテーマにした優雅な祝儀曲で、天下泰平・五穀豊穣を祈り、豪華共演が繰り広げられます。若柳壽延、若柳吉蔵、若柳佑輝子の艶やかな舞が奏でる今公演のスタートを飾ります。
2.
地歌正月(まさづき)
初春の大坂の情景を舞台に、松飾りや七草を取り入れた舞が、遊女の恋心を描き出す繊細な作品です。山村光が艶やかに演じます。
3.
長唄女伊達(おんなだて)
男伊達との派手な立廻りが見どころの舞踊で、西川扇藏の襲名後初登場を飾ります。期待の舞台です。
4.
地歌山姥(やまんば)
山姥の昔を追想し、四季の山巡りを描く表現豊かな演目です。井上八千代が高貴に舞い上げます。
第2部
1.
地歌珠取海士(たまとりあま)
母親が命懸けで息子のために宝珠を取り戻す感動的な作品。吉村古ゆうがその役を演じ、観客を魅了します。
2.
清元文売り(ふみうり)
恋文を結ぶ女商人が廓の恋を面白おかしく表現します。一人で多様なキャラクターを演じ分けるパフォーマンスが光ります。
3.
長唄賤機帯(しずはたおび)
母の愛情を繊細に描き出す曲。花柳小三郎と花柳龍知郎の共演による感動的な舞が期待されます。
4.
義太夫/長唄五斗三番叟(ごとさんばそう)
目貫師が禁酒を破り、舞踊を楽しむ様子を描蔵した遊び心満載の作品。山村友五郎がその張りのある踊りを披露します。
公演詳細
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第1部: 午後1時開演(午後3時10分終演予定)
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第2部: 午後4時30分開演(午後7時終演予定)
セット割引(第1部・第2部)12,600円(同時購入のみ適用)
- - チケット購入: 国立劇場チケットセンターから好評発売中です。
この特別な舞台で、日本の伝統的な舞踊の奥深さと美しさを体験し、お楽しみください!