DX時代を迎えたERP導入の新たなアプローチ「SMART」モデルの魅力
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進化する中、企業の業務効率化を図るためには、ERP(Enterprise Resource Planning)ツールの導入が不可欠です。その中で、持続可能なERP導入を実現するための新たな手法として「SMART」モデルが注目を浴びています。このモデルは、OracleのE-Business SuiteおよびERP Cloudで得た実績を基に構築されており、導入の全過程において品質とスピードを向上させることができます。
SMARTモデルの特徴と主要五柱
「SMART」は以下の5つの要素で構成されています。各要素が相互に作用し、持続可能なERP導入を支援します。
1.
S:Sustainable(持続可能) - 導入から運用までのサイクルを通じて、価値を持続的に循環させる仕組みです。
2.
M:Methodology(方法論) - 導入プロセスを体系化し、ベストプラクティスに基づいた標準化を図ることで、品質とスピードを両立。
3.
A:Alliance(連携) - Panaya社との協力を強化し、専門知識やリソースを有効活用して、プロジェクト成功の確率を上げます。
4.
R:Role and Responsibility(役割と責任) - プロジェクトメンバーの役割を明確化し、責任範囲を可視化することで、チームの効率を向上。
5.
T:Transition(移行) - 導入時に得たノウハウを運用・保守フェーズへとシームレスに引き継ぐことで、継続的な改善に繋げます。
テスト工程の重要性
ERP導入プロジェクトはますます複雑さを増しており、特にテスト工程においては多くの負荷やリスクが生じています。従来の手法の限界から、迅速かつ確実なシステム導入が求められる時代になっています。そこで、当社は実践的なERP導入方法論とPanayaのスマートテストプラットフォームを組み合わせ、導入の効率性と品質向上を図っています。
課題と解決策
テスト工程には、以下のような主要課題があります。
- - 調査時間のオーバーヘッド:テスト対象や影響範囲を確認するためには多くのリソースが必要で、効率が悪化します。
- - 手動でのエビデンス作成:品質保証のために必要不可欠ですが、手作業は時間がかかりヒューマンエラーを引き起こす可能性があります。
- - 連携不足によって生じる情報のアイドルタイム:テスト進捗が遅れることで、承認待ちや意思決定の停滞が発生します。
これらの課題に対処するために、私たちは次のような解決策を提案しています。
1.
テスト情報のデジタル化 - テスト関連情報をクラウド上で一元管理し、関係者間の情報共有を円滑にします。
2.
プロセスの自動化 - テスト実行からエビデンス作成までを自動化し、効率化を図ります。
3.
自動レポーティングの導入 - リアルタイムで進捗を共有し、コミュニケーションをスムーズに。
パートナー企業との連携と成功事例
このような効果を実現するため、当社の研究開発グループとパートナー企業との協力の下で、概念実証(PoC)が行われました。PoCでは、ERP導入とDX化に関する専門知識を共有し、実環境での連携を検証しました。さらに、方法論とツールの親和性を確認することで、導入プロセスの効率化と品質向上を実証しました。
当社は今後も、導入フェーズで得られた知見を運用段階にも活かし、企業のDX推進を加速する方針です。プロジェクト管理の一元化を達成し、ERP導入をよりスマートで持続可能に進めるための施策を強化していきます。
会社概要
株式会社タイムクリエイターズは、東京都に本社を構えるIT企業で、2008年に設立されました。流通や製造業を中心に、ERP導入支援やPOSシステムといった情報処理サービスを提供しており、業界全体の発展にも寄与しています。もしERP導入の新手法や具体的な事例に興味をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせください。