キンコーズが8年連続「健康経営優良法人2025」として認定
キンコーズ・ジャパン株式会社は、2023年10月、日本健康会議が推進する「健康経営優良法人2025」において、8年連続で認定されたことを発表しました。この認定制度は、企業が従業員の健康管理を経営視点から戦略的に取り組んでいることを評価するもので、特に優れた健康経営を実践している企業に対する顕彰です。
健康経営優良法人認定制度の目的
健康経営優良法人認定制度は、従業員の健康管理を重視することで、企業の持続可能な成長を促進するために設けられました。企業は、自社の従業員の健康維持・増進に向けた取り組みを強化し、より良い職場環境を提供することが求められています。これにより、従業員の生産性向上や職場の雰囲気の改善が期待でき、企業全体のエンゲージメントや業績向上にも繋がります。
キンコーズの健康経営への取り組み
キンコーズは、従業員の健康維持・増進に多角的に取り組んでいます。ここではその具体的な施策をいくつか紹介します。
1. 身体活動促進プログラム
キンコーズでは、「歩け歩け運動」を定期的に実施し、従業員が継続的に運動する習慣を身につけられるよう支援しています。歩数計を活用したり、スマートフォンアプリを導入することで、従業員が利用しやすい環境を整えています。また、評価指標として1日1時間以上の歩行や週に2回以上運動を行う従業員の割合が増加しており、前年の63.5%から66.6%へと改善されました。
2. 禁煙対策の強化
禁煙は従業員の健康に直接影響を与える重要な課題であり、キンコーズは健保組合と連携して禁煙対策を推進しています。具体的には、屋内喫煙所を屋外に移動させ、就業時間中の禁煙を徹底。禁煙支援プログラムの導入により、喫煙率の低下を図っています。
3. 睡眠の質の改善
従業員の睡眠の質改善にも重きを置いているキンコーズでは、睡眠セミナーを実施し、専門的な知識を提供することで、従業員が自らの睡眠課題を理解し改善へと導く取り組みを行っています。「3DSS(3次元型睡眠尺度)チェックシート」を使って、睡眠の質やリズムを分析し、必要なアドバイスを行うことで、社員の睡眠環境向上を図っています。
4. 食事改善プログラム
食事の質を向上させるため、食事習慣改善アプリ「あすけん」を導入。朝食欠食対策や栄養情報の配信を行い、従業員が健康的な食事を選ぶ手助けをしています。これにより、不適切な食事をしている従業員の割合は28.4%から24.9%に減少しました。
5. ヘルスリテラシー向上施策
キンコーズは、健康教育の一環として生理痛体験セミナーを行い、社員の健康課題やその重要性についての理解を深める活動をしています。また、「ワーク&ライフ相談窓口」を設置し、従業員が気軽に健康や働き方について課題を相談できる場を提供しています。
未来に向けて
今後もキンコーズは、経営の視点から従業員の健康維持や増進を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。健康経営の重要性はますます高まっており、企業文化の一環として根づくことが期待されます。
企業が健康経営を実践することで、従業員が心身ともに充実した状態を保ちつつ、企業全体の生産性アップと職場環境改善を同時に促進することができます。今後もキンコーズの取り組みに目が離せません。
参照リンク
健康経営優良法人認定制度のWebサイト
キンコーズ・ジャパン株式会社は、従業員の健康を企業の優先事項とし、社会全体の健康付加価値向上を目指して今後も努力を続けていきます。