『ぼうさいこくたい2025in新潟』のご案内
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合、通称木耐協は、2025年に向けた防災活動の一環として、令和5年9月7日に新潟で開催された防災イベント「ぼうさいこくたい2025in新潟」に参加しました。ここで行われたセッションのアーカイブ動画が現在、ウェブ上で視聴可能となっています。
このセッションでは、地震に対する知識の普及や、住宅の耐震化についての重要性が詳細に語られました。特に、基調講演を行った平田直氏は、一般社団法人防災教育普及協会の会長であり、東京大学の名誉教授でもあることから、信頼性の高い情報を提供しました。彼の講演では、最新の地震研究に基づいた「地震を知って震災に備える」というテーマのもと、個々人がどのように防災に取り組むべきかが話されました。
続いて、木耐協の事務局長である関励介氏からは、「自宅は安全な場所ですか?耐震性確認のポイント」という講演が実施され、耐震性の確認方法や住宅における地震対策の具体例が示されました。この講演は、自宅の安全性を見直すきっかけとなる内容で、多くの参加者から注目を集めました。
さらに、一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会の代表理事、長柴美恵氏の講演では、物品を揃えるだけでは不十分である防災の「備え方」について解説されました。彼女は、防災備蓄の重要性と効果的な備え方に関する具体的なアドバイスを提供し、参加者にとって実践的な内容となりました。
セッションは、パネルディスカッションに引き継がれ、各講演者がテーマに沿って参加者の疑問や意見に答える形式で進行しました。このようなディスカッションは、参加者同士の意見交換の場ともなり、満足度の高い内容となりました。
アーカイブ動画は、90分間という充実した内容で構成されており、興味のある方はぜひ視聴することをお勧めいたします。動画は
こちらから入手可能です。また、視聴後には簡単なアンケートへの協力もお願いしていますので、ご協力をお願いいたします。
木耐協の役割
木耐協は、約1,000社の工務店やリフォーム会社、設計事務所から構成されており、地震による災害から国民の生命と財産を守るために、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」を基本理念に掲げています。耐震社会の実現に向けた啓発活動や、木造住宅の耐震性能向上に取り組んでいます。これにより、国民一人ひとりが地震に備える意識を持ち、安全で安心な生活を楽しむことができるようにサポートしています。
今回の「ぼうさいこくたい2025in新潟」を通じて、多くの人々が防災の重要性を再認識し、今後の備えに繋がればと願っています。木耐協の取り組みが広がることで、より安全な社会の実現に力を入れていきたいと思います。