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SYNと東急百貨店が手を組み、渋谷スクランブルスクエア内の「東急フードショーエッジ」にて、新たなフードデリバリーの実証実験を開始しました。このプロジェクトは、デパ地下グルメをアプリから注文できる斬新な取り組みであり、約3ヶ月間にわたる計画的な試みです。運営施設のPOSレジからの売上管理の難しさや、来店するお客様と配達員が同じ場所にいることによる景観問題を解決するため、オンライン注文を前提とするデリバリーサービスの導入は課題として残っていました。しかし、今回の協業により、コロナ時代に相応しい新しい食事体験の提供が可能になりました。

この実証実験では、フードデリバリーサービス「Chompy」が活用されます。「Chompy」は、渋谷駅からの3km圏内で多彩な飲食店の料理を選んで注文することができるアプリで、経験豊富な配達員が利用者のもとに迅速に配達することを特徴としています。今回「東急フードショーエッジ」の19店舗が対象で、利用者はアプリを通じて自宅やオフィスから手軽に惣菜をオーダーできます。

リリースによると、ユーザーがChompyアプリで注文を行うと、即座に「東急フードショーエッジ」のスタッフが惣菜をピックアップし、Chompyのドライバーに手渡されます。そして、そのままユーザーの指定した場所へと届けられる仕組みです。しかも、ユーザーは複数の店舗からの惣菜を一回の配送料で注文できるため、家族それぞれが異なる料理を頼む際や、オフィスで複数人が好みの料理を注文したい場合にも、大変便利です。

この実証実験の背景には、東急株式会社が運営するオープンイノベーションプログラム「東急アクセラレートプログラム」が関与しており、SYNと東急百貨店がこの新たな取り組みに結びつきました。両社は、この実験を通じて、ユーザーへ多様な店舗の選択肢と、効率的な配送を提供することで、店舗、配達員、そして顧客のすべてにとって便利かつお得なデリバリーサービスの実現を目指しています。

ユーザーから見れば、アプリを使ったデリバリーのサービスは今後、一層アクセスしやすく、特別な外食体験を自宅でも楽しむ手段となるでしょう。新しいデリバリーシステムで、いつでも美味しい惣菜が手に入る時代が到来しつつあります。今後の実証実験の結果次第では、今後のビジネスモデルにも大きな影響を与えそうです。

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