テラスカイが新機能を追加した「SkyVisualEditor」を発表
株式会社テラスカイが、Salesforce用の画面開発ツール「SkyVisualEditor」のVer.21.0を2024年7月21日にリリースしました。このバージョンアップは、業務の効率化を目指した新機能の追加にフォーカスしています。
新機能「フレキシブルデータテーブル」
新たに導入された「フレキシブルデータテーブル」機能では、表示されているレコードをLC版Studioで作成したレコードフォームと連携させることができるようになりました。この機能により、レコードフォームとフレキシブルデータテーブルの間でデータ連携が可能となり、より直感的に操作できる環境が整いました。
ユーザーは、レコードフォームの「レコード連携を有効化」プロパティをONにし、フレキシブルデータテーブル側も機能を有効化することで簡単に連携が実現できます。これにより、ユーザーはSkyVisualEditorの詳細パネルを自分のニーズに合わせて使うことが可能になります。
集計行機能の追加
フレキシブルデータテーブルには集計行機能も追加され、報告書や分析時に各項目の合計や平均値を簡単に取得できるようになりました。これは、特に「新規行が追加された場合のデータ集計」において便利で、フィルターを用いて特定の条件にマッチした行を選択し、集計値を迅速に確認できます。
新規行の追加と一括編集
さらに、フレキシブルデータテーブルでは新規行を簡単に追加できる機能も搭載され、最大500件までの行を一度の保存で反映することが可能です。未保存の新規行は取り消しもできるため、ミスを防ぎつつ効率的にデータを追加することができます。また、複数行の項目を一括で編集できる機能も追加され、大量のデータを一度に処理するのが容易になりました。
不要行の一括削除が可能に
このアップデートでは、複数行を一括削除する機能も含まれており、チェックボックスをONにした行を一気に削除できます。未保存の行はグレーアウトして視覚的に分かりやすく表示され、取り消し機能もついているため安心して使うことができます。
Lightning Experienceへのページ割り当てテンプレート対応
さらに、SkyVisualEditor VFにおいては、Lightning Experienceに対応したページ割り当てテンプレートも新たに導入されました。これにより、複数のカスタムボタンを設定することなく、標準のレコード編集ボタンから自動遷移が可能になりました。
カスタマイズ機能の向上
また、マスタ取得によるデータテーブルへの行追加時に、Apexの拡張処理を実行できる機能も追加されており、特定の項目の値を変更するなど、より自由度の高いカスタマイズを実現しました。
まとめ
「SkyVisualEditor」は、Salesforceの画面開発をノンプログラミングで実現する便利なツールです。新バージョンのリリースにより、ますます使いやすく、業務の効率化をサポートする機能が充実しています。詳細については、公式リリースノートをご覧ください。
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